「コロナ感染予防が大事」で葬儀欠席を望む女性 理解しない家族と激突
亡くなったいとこの葬儀に呼ばれたが、「コロナ感染を予防したいから行きたくない」と考えている女性。だが家族からは大ブーイングで、想定外の反応に困り果てた。
3年以上も感染予防に努めてきたのに、遠い土地で執り行われる葬儀への出席を迫られている女性。断ったところ、家族に「この臆病者」と罵られ、ショックを受けてしまった。
■感染予防に努めた3年半
海外で暮らす女性は、2020年からずっと新型コロナウイルスの感染予防に努力してきた。外出時は必ずマスクをつけるし、外食ではテラス席や屋外席があるレストランを選ぶ。飛行機での移動は避け、マスク着用を求めない屋内イベントへの参加も一切していない。
そんなある日のこと、遠方で暮らす女性のいとこが死去。その直後から家族や親戚には「葬儀に出席しなさい」と声をかけられているが、飛行機での長旅を避けてきた女性は思い切って断ることにした。
■欠席連絡に家族がブチギレ
出席できない事情について説明したところ、家族は「コロナに感染することを恐れるなんてバカバカしい」と激怒し、女性の決断を受け入れてはくれなかった。
「行きません」「でもお花は送るし、可能ならオンラインで出席するね」とも伝えてみたが、納得してくれる人はいない。それどころか家族と親戚は本気で腹を立て、「この臆病者」「最低な人間だ」といったひどいメッセージを送り付けてくる。
妹にも怒鳴りつけられ困っているという女性が経緯をまとめ、ネット掲示板『Reddit』に投稿した。
■「出席不要」という声が続々
投稿を読んだユーザーたちは女性の思いを理解し、「行かなくても良い」と判断。「葬儀は心を癒やすために出席するものであって、義務じゃない」「健康を犠牲にする意味はない」といったコメントのほか、「こんなひどいことを言われたら、たとえコロナがいきなり消滅したとしても出席したくない」「私なら絶対に行かない」といった意見もある。
また一部ユーザーは続々送られているというメッセージに触れ、「返事をせずに削除するのがいい」「そもそも欠席に腹を立てる意味が分からない」「死んだ人が怒るとでも思っているのか」というアドバイスや意見も書き込んでいる。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)