パイロットと客室乗務員の息子の名は「マーヴェリック」 映画『トップガン』に憧れ
トム・クルーズが演じる映画『トップガン』の主人公に憧れた夫妻。ふたりもまた、パイロットと客室乗務員として、航空業界に携わる職業だった。
昨年に劇場公開されるやいなや、1作目に続く大ヒットとなった映画『トップガン マーヴェリック』。
多くの人が深く感銘を受けたようだが、そんななかである一家のユニークな話題を、シンガポールの『AsiaOne』や『Reddit』が報じている。
■夫妻の出会いは機内
アメリカ・アイダホ州に暮らしているチュア・カン・イーさん(32)と妻のヴィヴィアンさん(31)は、ともにシンガポールの出身だ。
夫妻が出会ったのは5年前、シンガポール航空の機内だった。ヴィヴィアンさんは客室乗務員として、サンフランシスコから帰国する便に乗務していた。
一方、空軍のパイロットだったチュアさんは、アメリカでの訓練を終え、シンガポールに帰るため同機に搭乗していたという。
■夫は再びアメリカへ
その出会いがきっかけで、チュアさんとヴィヴィアンさんの仲は深まり交際に発展。2021年にめでたく夫婦となったが、チュアさんはF-15SG兵器システム士官として、再びアメリカへ行くことになってしまった。
昨年8月にはヴィヴィアンさんも渡米し、生後7ヶ月になる1人息子とともに一家3人での暮らしが始まった。
■息子の名前は…
そして今、ふたりの息子の名前に注目が集まっている。映画『トップガン』の主人公でトム・クルーズが演じるパイロットと同じ「マーヴェリック」なのだ。
名付けの理由を、ヴィヴィアンさんは「映画のマーヴェリックは、息子にとって良きロールモデルだと思ったからです」と告白してている。
将来、息子に理由を聞かれた時には、自信を持ってマーヴェリックの魅力を説明したいといい、「父親のように航空業界で活躍してほしい」といった願いも込められているそうだ。
■友人や同僚の域を超えた支え合い
ヴィヴィアンさんにとって、外国での育児は苦労や上手くいかないこともある。そんな時はやはりアメリカ空軍に派遣されている同僚の家族とのコミュニティーを頼りにし、誰もが互いに支え合いながら生活しているそうだ。
チュアさんが夜勤や出張で不在の際も、妻同士でなつかしい祖国の料理を持ち寄り、家事や育児を協力し合うというヴィヴィアンさん。「誰もが助け合いの精神を持っています。同僚という枠を超え、本当に仲良しです」と、異国での生活について明かしている。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)