玄関に置かれた「3文字」が恐ろしすぎる… 果たしてこのボードは何を伝えたいのか
この部屋には入ってはいけない… 「招かざる客」を遠ざけるボードが話題に。
ウェルカムボードを玄関に飾るお宅も多いのではないだろうか。今ネットでは、歓迎とは真逆の「客を遠ざけるボード」に注目が集まっている。何があったんだ…。
■この部屋、入るべからず
「玄関に置くwelcomeのやつの逆バージョンです」とコメントを添え、画像を投稿したのは、X(旧・Twitter)ユーザーの八羽さん。
画像には「welcome」ではなく「逃げて」と切り抜きされたボードが置かれており、身の危険すら感じさせる不気味さがじつにシュールである。
一方で、この3文字が様々なドラマを想像させ、逆に魅力すら感じてしまう作品である。
玄関に置くwelcomeのやつの逆バージョンです pic.twitter.com/etVTnQxWO9
— 八羽 (@aoiwa_88) October 1, 2023
■歓迎ムードゼロだけど大反響
歓迎ムードゼロのウェルカムボードに魅了されたユーザーは多く、この投稿はリポスト1.4万、いいね6.1万と、ネット上で大きな話題を呼んでいる。
記者は、そんな斜めの視点から生まれた作品を制作した投稿者・八羽さんを取材した!
■軽々しくウェルカムとか置くな
八羽さんは、今回何故「welcome」ではなく「逃げて」ボードを制作したのか?
「知らない人の玄関前に置いてあった『welcome』という置物を見て、『見ず知らずの私に対しては全然ウェルカムじゃないくせに、軽々しくこんなもの置くもんじゃないよ』と思ったのが最初のきっかけです」(八羽さん)。
なかなか意表を突いた意見である。それなー!と言いたいところだが、『来るな』とか『お帰りください』だとさすがに手厳しい。それよりもっと遠回しで、相手を傷つけずに伝えられる言葉は何かな、と考えた結果「逃げて」になったそうだ。
…これなら確かに誰も傷つかない。さすがである。
■子供目線で物を考えると何気ないものが面白く…
去年の9月あたりから制作を始めたという八羽さん。この作品は、家具材にも使われる木質ボードの一種「MDF」をレーザーカッターで加工して作っている。この「逃げて」の販売予定は今のところないようだが、使うならどういう時に使ってほしいか聞いてみた。
「もし使うのであれば、あまり来客に来てほしくない時や、長居するお客さんが来たときにそっと置いてもらえたらいいかな、と思います」(八羽さん)。
八羽さん自身の独自のセンスに面白味を感じるが、その発想はどこから湧き出るのか?
「保育学生なので、子どもの目線で物を考えることが多いのですが、そうするとおのずと何気ないものが面白く感じられます」(八羽さん)。
八羽さんは他にも面白い視点の作品を制作しており、ネットショップ「健やかな生活」では「なんでも元気になる四肢」や「ですが今回は特別に…!?」などを販売している。こちらも面白いので気になる方はぜひチェックしてみてほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・黒森ぬぬ)