来年度からは規制も始まる”キラキラネーム” 「身近にいる」は2割
2024年度から戸籍法が改正され「読み仮名表記」が必須になるが…。
■来年度からは制限も
この法改正によって影響を受けるのではないか、と言われているのがいわゆる「キラキラネーム」。
法務省は、「漢字の本来の意味とは逆」「読み違いか書き違いかわからない」「漢字の意味や読みからは連想できない」といった名前は原則認められないとしている。
「光宙」と書いて「ぴかちゅう」、「七音」と書いて「どれみ」といった意味不明だったりトンチのようだったりする名前は却下される可能性も。
しかし、こうした難読のキラキラネームは現在どれくらい身近なのだろうか。
■5人に1人は「身近に」
Sirabee編集部が、8月27〜29日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「キラキラネーム」について調査したところ、20.8%の人が「身近にキラキラネームの人がいる」と回答した。
およそ5人に1人ほどと、ある程度近しい存在であることがわかる。
■女性のほうが…
キラキラネームは、男女どちらに多いのか。これは「どこからがキラキラなのか」といった主観もあって難しい問題だが、今回の調査では「男女どちらが身近にキラキラネームが多いのか」は判明した。
男性で身近にキラキラネームがいる割合は17.9%だったのに対して、女性では23.5%。女性のほうがキラキラネームに触れている割合が高いことがわかる。
女性の場合、大人同士のコミュニティだけでなく、ママ友など子育てを通じた人間関係もある。若い世代に増えつつあるキラキラネームにも距離感が近いのかもしれない。
■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)