上司発案の酒飲み対決で部下が死亡 アルハラ被害に批判殺到
上司がけしかけたことで、部下がアルコール中毒死。アルコールハラスメントで起きた事故に、若者から強い非難の声が上がっている。
近年、「アルコールハラスメント」が認知されるようになったが、いまだ被害者が絶えないのが現状だろう。
中国でとんでもない死亡事故が発生していたことを、シンガポールの『AsiaOne』や香港の『South China Morning Post』が報じている。
■上司が酒飲み対決を提案
今年7月15日、広東省・深圳市にある企業で、ヤンという男が飲み会を開いた。そこで「大酒飲み対決をしよう。
この男より多く飲めたら賞金5,000元(約10万円)をあげる」と言い、倒すべき酒豪に部下のジャンさんを指名したという。
しかし誰も名乗りを上げず、賞金は1万元(約20万円)に引き揚げられ、ヤンは部下の数名を選出したという。
■高濃度のアルコールを1リットルも
ジャンさんは「もし僕が勝ったら、賞金2万元(約40万円)をくれますか?」と質問。
ヤンは承諾するも、ジャンさんは同僚から「もし負けたら、会社の全員にアフタヌーンティーをごちそうしろよ」と言われ、場は盛り上がった。
いざ対決が始まると、ジャンさんはアルコール度数が高いことで知られる「白酒」を、わずか10分間で1リットルも飲み干したという。
■重度のアルコール中毒で搬送
だがジャンさんは間もなくして意識を失い、病院に搬送された。医師からは重度のアルコール中毒に加え、誤嚥性肺炎、窒息と診断され治療を受けた。
さらに心停止に陥り、医師による懸命な蘇生にもかかわらず、8月3日にこの世を去った。その死を受けて、会社は閉業が決定。ただちに全従業員や世間に向けて発表された。現在、警察がこの件を捜査中だ。
■中国の若者が猛批判
中国の「酒飲み文化」の問題がいまだ解消されない現実が浮き彫りになったこの件は、世間に大きな衝撃を与えた。
「いつになったら、この忌まわしき伝統は終わるのか」など批判の声が相次いでおり、若者を中心に変えようとする動きも強まりを見せている。
「お酒が飲めない体質の人を、付き合いが悪い、非常識などと批判する人が、残念ながらいまだに多い」といった声もあるようだ。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)