石井一久監督に「ちょっとカチンときた」 初代楽天監督・田尾安志氏が苦言
田尾安志氏が楽天・石井一久に苦言。楽天球団には「東北のファンを裏切らないで」とコメント。
野球解説者の田尾安志氏が、自身のYouTubeチャンネルで東北楽天ゴールデンイーグルス・石井一久監督に苦言を呈した。
■石井監督をねぎらう
10日の試合に敗れCS進出を逃した石井監督について田尾氏は「今年、イーグルスがAクラスに行けませんでしたね。結局石井一久監督は3年やりましたね。 3位そして4位、4位ということで 、たぶん今シーズンでユニフォームを脱ぐということになるんだと思います」と語る。
続けて「その後の監督候補というのも、 今江という名前がちょっと挙がっておりますけど、これはまだわからないと思います。石井監督はGMから始めて、この監督専任までいろいろ大変だったと思います。本当に楽天のチームでGMそして監督をやるっていうのは、外で見る以上に大変なことだったのかもしれません」とねぎらった。
■石井監督の発言に苦言
田尾氏はさらに「僕は石井監督はがんばってもらいたいなと思いながら見ておりましたけれども、 1つすごく残念だったコメントがあったわけですね。 それはなにかと言いますと、2019年に平石監督が1年で解雇されるわけですが」とコメント。
そして「前の年、梨田監督で6位になった。そのチームを受け継いで2019年から平石が監督をしたわけですが、その年3位、 Aクラスになって終わったんですが、その平石を1年で解雇した。そのときのコメントがですね、『僕のなかでは3位はBクラスです』と一言があったわけですね 。これは非常に寂しい一言だったと思うんです」と振り返る。
そのうえで「それから石井一久GMに対して見方をちょっと変えていくような形になったわけですが。僕は1年でAクラスに引き上げた監督を解雇することに『なんで』っていうこともありましたけれども、そのことよりも『3位は自分のなかではBクラスです 』って、3位にしてくれた監督に対するリスペクト。 そういうものを感じずに終わってしまったというのが、非常に残念だったんですよね」と語った。
■「ちょっとカチンときた」
田尾氏はその後、2019年に事実上解任された平石洋介現西武ヘッドコーチについて、大学の後輩であることや、自身をスカウトした法元英明氏からの依頼で監督時代に獲得したことなどから、思い入れのある選手だったことを明かす。
そして「その選手が監督になってAクラスを取ったのに、石井一久GMの一言があまりにも冷たい。 この一言には僕にとってはちょっとカチンときたことだったんですよね。その石井一久監督も2023年でたぶんユニフォームを脱ぐと思います。この成績では三木谷さんとの間もうまくいかないだろうなと」と指摘した。