ホームレス女性がワニの顎に引っかかり遺体で発見 周辺で4メートル超の巨体出現は初
小学校にもある住宅地付近で、4メートル超えのワニが出現。ホームレスの女性が、顎に引っかかり死亡していた。
アメリカ・フロリダ州で、ホームレスの女性がワニに襲われて死亡した。上半身がワニの顎に引っかかるようにして発見されたという衝撃のニュースを、『Mirror』『FOX13』他が伝えている。
■約4.3メートルの巨大ワニが徘徊
フロリダ州では、住宅地や市街地でもよくワニが目撃されている。この事故は、14フィート(約4.3メートル)に及ぶワニが、人のようなのものが顎に引っかけたまま動き回るのを、通行者が発見したことで発覚した。
警察が駆けつけたところ、ワニは女性の上半身をくわえたまま徘徊していたという。警察によると被害者はホームレスの女性(41)だと判明。
ワニが発見された場所からほど近いホームレスキャンプに、住んでいたとみられている。
■被害者女性は犯罪歴あり
被害者の女性は今年7月、近隣の侵入禁止地帯に入り警察に拘束されていた。警察で2ヶ月間にわたり拘留されたあと9月の初めに保釈され、罰金500ドル(約7万4,000円)が科されている。
また女性には、過去にも複数の犯罪歴があった。2014年に不法侵入と複数の窃盗容疑で逮捕され、常習的な複数の違法ドラッグでの前科がある。
■通行人は「マネキンだと思った」
ワニを発見したのは通りを歩いていた男性で、川付近に差しかかったときに、人型の白いものを顎に引っかけたワニを見たという。
男性はメディアのインタビューで「マネキンかと思った」と話しており、もう一度確認すると明らかに人間の上半身だとわかったそうだ。
この付近には、小学校があり通学路にもなっている。以前に小さなワニの目撃はあったが、4メートル超えの個体は初めてだという。男性は、「これからは徒歩ではなく、自転車がバスを利用しなくては」とも語った。
■被害女性の娘が募金活動
被害者女性の娘は、母親のホームレスキャンプから徒歩圏に住んでいる。「母はほとんど毎日、孫の顔を見に立ち寄るんです」と話し、事故が起きた日のことを振り返った。
事故前日、娘は母親が自宅に来なかったため連絡したところ、返事がなかった。翌日になっても音信不通なことを不審に感じていたところ、警察から連絡があったという。
一部の報道で母親はワニを触発したため犠牲になったと伝えられているが、娘は事実無根であると弁明。母親の葬儀代を賄うために、自身のFacebookで献金を募っている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・本間才子)