中畑清氏、巨人・原辰徳前監督に喝とあっぱれ 落合博満氏は退任を疑問視
中畑清氏が原辰徳前監督に喝とあっぱれ。落合博満氏は「あと1年やっても良かった」と指摘して…。
■原前監督に喝
原前監督の退任について関口宏から「もう1年があったんですよね、契約がね。でもお辞めになった」と質問を受けた中畑氏は「そうですね。それは成績というものをつねに、われわれは結果をださなければいけない世界ですから」と指摘する。
そのうえで「ここ1、2年は悪かったですよ。その意味では、ここ1、2年の原監督に対して喝を入れたいと思います」とコメント。話を聞いた関口は「厳しいな」と口をとがらせた。
■実績には「あっぱれ」
中畑氏は「重いんですけど。でも振り返ってみると17年間の監督生活、これはなかなかできない」と実績を称賛する。
関口が「リーグ優勝9回、日本一3回とっているんですよ」と指摘すると、DeNAの監督を務めた中畑氏は「勝つことって良いですよね。僕は勝ったことがないんでわからないですけど」と笑う。
そして「最多勝監督になったということで、これに対してはあっぱれを送ってください。いろんなことをやれる監督さんだなという、あこがれがありますね、私は。後輩なんですけど」と話した。
■落合氏は「あと1年やってもよかった」
落合博満氏は「任期を1年残して辞めるというのは、球団といろんな話し合いがあったんだと思う。今、中畑が言ったようにケジメをつければいいというだけではなくてね」と指摘する。
続けて「あと1年あるんだったら、1年やって、それで結果がどうなのかということでも良かったんだろうと思う」と持論を展開。
関口が「じゃあなんで辞めちゃったの?」と質問すると、「世の中的にそういう方向に動いちゃったということではないですか」と話した。
■「心苦しさを感じる」
中畑氏は関口から「厳しかったかなあ、批判が」と質問されると「いやあ、かなり厳しかったと聞いていますよ」とコメントする。
さらに「クライマックスに行けなかったからね」という関口の指摘に「オーナーが断を下したということに、心苦しさを感じますけどね。こういう形を取らざるを得なかった」と話していた。
原前監督は読売ジャイアンツで17年間監督を務め、通算2407試合、1291勝1025敗91引き分け。巨人監督のなかではV9を達成した川上哲治氏や長嶋茂雄氏をしのぎ、最多勝利となっている。
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(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治)