リュウジ氏の「暗殺者のパスタ」 お焦げを活かしてあんなに美味しいパスタができるなんて…
リュウジ氏の「暗殺者のパスタ」が意外な調理法で衝撃的な美味しさ。これは必ず試してほしい。
おなじみのお酒大好きな料理研究家、リュウジ氏。手軽に作れるワンパンパスタをいろいろ紹介しているが、「暗殺者のパスタ」なるものが相当美味しいとイチ押ししていたので編集部でも試してみた。
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■材料は普通のトマトパスタ
材料はこちら。
オリーブオイル:大さじ1
にんにく:2片
唐辛子:2本
玉ねぎ:1/4個 60g
トマト缶:100g
1.4mmのパスタ:100g
オリーブオイル:大さじ1/2
水:420cc
塩:2つまみ
コンソメ:小さじ1と1/3
材料だけ見ると普通のトマトソースパスタに見えるが…
■焦がすのが最大のポイント
玉ねぎとにんにくをみじん切りにする。フライパンに、にんにくとオリーブオイル入れて強火で加熱してオイルに香りを移していく。
にんにくに色が付いたら玉ねぎを投入。
玉ねぎはアメ色まで炒めなくてOK。火が通ってから唐辛子とトマト缶100gを加えて水分を飛ばしていこう。ポイントはトマト缶を入れすぎないこと。多すぎるとただのトマトソースパスタになってしまうので気をつけてほしい。
なんと、この状態でパスタを入れる。一般的なフライパンだとパスタが入らないことが多いが、折らないようにしてトマトソースの水分でしんなりさせていく。水が少し足りないなと思ったら、大さじ1〜2程度加えてほしい。
ヘラで押さえつけるようにして、パスタとトマトソースを焦がしていく。
ひっくり返すとこんな感じ。まだ少し焦げ目が足りないので、強めの中火でオリーブオイル大さじ1/2を加えてさらに焦げ目を付けていく。
ここから水420cc、塩、コンソメを加えて沸騰したら中火にして麺をほぐすようにしながら4〜5分煮ていこう。
汁気がなくなったら味見をして塩加減を整えて器に盛り付ければ完成。
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■驚きの美味しさに…
最初に焦がすことで一般的なトマトソースの味や色とは全然違うソースに。トマトと玉ねぎ、にんにくだけなのにボロネーゼのような濃厚なソースに仕上がっている。
リュウジ氏によると「焦がしたトマトソースが血の色に似ていることから暗殺者のパスタと言われている」そうだ。
調理中は焦げ焦げで固まったパスタが本当に美味しくなるのか不安しかなったが、香ばしくて驚くほど美味しい。騙されたと思ってぜひ作ってみてほしい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・池田かおるこ)