『キン肉マン』“アデランスの中野さん”のモデルが死去 ゆでたまご・嶋田隆司氏も追悼
人気漫画『キン肉マン』の名物キャラ“アデランスの中野さん”のモデルとなった中野和雄さんの訃報を受け、ゆでたまご・嶋田隆司氏が追悼している。
人気漫画『キン肉マン』(集英社)に登場する名物キャラクター“アデランスの中野さん”のモデルで漫画編集者の中野和雄さんが、今年7月中旬に死去していたことが29日、報じられた。77歳だった。原作者のゆでたまご・嶋田隆司氏も自身の公式X(旧・ツイッター)で追悼し、ファンからも悼む声があがっている。
■『キン肉マン』の初代担当編集
中野さんは集英社に入社し、『週刊少年ジャンプ』で数々の人気ギャグ漫画を担当。その後、当時高校生だったゆでたまごの嶋田氏と中井義則氏の才能を見出してスカウトし、1979年からスタートした『キン肉マン』の連載を担当して人気作に育てた。
劇中には、中野さんをモデルにしたキャラクター“アデランスの中野さん”が登場。アニメ版では超人格闘技を解説する役割を務めていた。
■嶋田氏が追悼「名もない私たちを育ててくれた」
中野さんの訃報を受け、嶋田氏はXにニュースの記事を引用すると「大阪で名もない私たちを育ててくれた中野さんに心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼。
アニメ放送40周年を記念して、今年3月に東京都内で開催されたイベント「超キン肉マン展」の内覧会に中野さんも出席していたことに触れ、「東京の『超キン肉マン展』ではお元気だったのに…」と惜しんだ。
■「モデルがいたことに驚き」の声
Xでも「アデランスの中野さん」がトレンド入り。
アニメでもおなじみだったキャラクターとあって、ファンからは「アデランスの中野さんにモデルがいたことに驚き」「実在されたんですね」「モデルいらっしゃったのか…」との声が。
また、「アデランスの中野さん、名物キャラクターでしたね」「アニメでもキレッキレで面白いのよな」「『キン肉マン』を読んだ世代なら絶対に分かるキャラクター」と懐かしむ人や、「あなたがいなければキン肉マンという作品は生まれなかったかもしれない」と感謝する人も見受けられた。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)