フロリダのディズニー・ワールドにクマ出没 人気アトラクションが一時閉鎖に
ディズニーワールドにツキノワグマが迷い込み一時閉鎖された。動物保護団体がクマを捕獲し森へ返した。
アメリカ・フロリダ州のディズニー・ワールド内でクマが目撃され、パーク内の一部エリアが閉鎖された。
その後、動物保護団体が出動してクマを捕獲、午後にはテーマパークの営業を再開したと『NBCニュース』や『CBSニュース』が伝えている。
■クマ出没で営業中断
18日、フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート内で「メスのツキノワグマが目撃された」と、テーマパークが発表。ビッグ・サンダー・マウンテンやウォルト・ディズニー・ワールド鉄道など、人気アトラクションが一時閉鎖された。
テーマパーク側の報告を受けて、フロリダ州で生息する動物を保護する団体のフロリダ州魚類野生生物保護委員会(FWC)が出動し、クマを保護して森に返したという。ディズニー・ワールドもその後、営業を再開した。
■捕獲作戦を決行
捕獲の模様は、地元テレビで放送された。午後1時30分ごろ、地元オーランドのNBC系列局WESHのヘリコプターが、複数の警察官によって運ばれた白い防水シートに包まれたクマが、森林地帯から移動する姿を空撮で捉えている。
30分後の午後2時過ぎ、FWCは園内の「マジック・キングダム」というエリア近くの木の上にいたクマを、無事に捕獲したと発表。クマ管理プログラムの生物学者とFWCの法執行官が現場に立ち会った。
FWCの担当者は「ほとんどの場合、クマには場所を与え、自分で移動させるのがベストですが、テーマパーク内ということもあり、スタッフがクマを捕獲しました」と経緯を説明。
その後、隣接するオカラ国有林に移動させてクマを森に返したという。
■冬支度のため園内を徘徊
「クマはおそらくテーマパークで食べ物を探していたのだろう」と、FWCの担当者は述べている。秋になるとクマは餌を探し、冬に備えて脂肪を蓄えるために1日で2万キロカロリーも食べるという。
FWCは、クマに遭遇した場合には「クマに近づいたり、餌を与えたりしないように。見かけたら、必ず場所を空けてあげてください」と注意を喚起している。
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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド)
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