バーガーキング、秋の忘れ物が致命的と思いきや… 「代打バーガー」に称賛相次ぐ

バーガーキング、秋の限定メニューで痛恨のミスを告白。致命的すぎる内容に、なぜか称賛の声が寄せられており…。

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「食欲の秋」と言われるように、秋は飲食チェーンに食欲をそそる新メニューが勢揃いするシーズン。しかしそんな中にあって、バーガーキングの犯した「致命的なミス」に、なぜか称賛の声が寄せられているのだ…。

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■「媚びない姿勢」が魅力のバーキン

日本の秋といえば月見、ハンバーガーチェーンの秋メニューといえば月見バーガーというのは、文明における常識。毎年夏が終わりを迎えると、ハンバーガーチェーン各社がこぞって新メニューを発表しだし、秋の訪れるが感じられるというものだ。

しかし、そんな中で明らかに異彩を放っているのがバーガーキング。昨年(2022年)には、他社が月見バーガーで鎬を削る中、なぜか悪魔を召喚し出し、人々に衝撃を与えていた。

そんなバーガーキングが、今年はどのような新メニューを打ち出したかというと…。

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■ブレなすぎて心配になる

6日、バーガーキング公式X(旧・ツイッター)アカウントは「また卵買うの忘れちゃった」と綴ったポストを投稿。


これは事実上の「うちは今年も月見バーガーを販売せん」という決意表明であり、前出の「月見バーガー戦線」を知る日本人からすれば、この方針は「狂気の沙汰」と映ることだろう。

しかしバーカーキングを愛し、愛されてきた我われバーキン勢からすれば、このような出来事は日常茶飯事。そして満を持して7日、なんと今年の秋は「パインバーガー」を販売する旨が明かされたのだった。

「攻めの姿勢」こそがバーガーキングの魅力であるのは間違いなく、且つパイナップルも見方によっては月に似ていないこともない。とはいえ、人によっては拒否反応を大きく示すパインバーガーで「秋のバーガー戦線」を戦い抜くというのは、完全に自殺行為と言えるだろう。

そこで今回は、バーガーキングの「覚悟」を心と舌で理解すべく、新メニュー「テリヤキ・パイン ツキミバーガー」を実食することに…。

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■なぜ「卵のバーガー」を販売しないのか?

この世にはチョコミントアイスやパクチーを筆頭に、好きな人はとことん好きだが「嫌いな人はとことん嫌い」という食べ物がいくつか存在する。

パイナップルはそれ単体ではほぼ無害の存在だが、ハンバーガーやハンバーグ、ピザなどへのトッピングとなると、事情が大きく変わってくる。そのため、バーキンの新メニューは「完全に悪手」として認識していたのだが、ネット上では思いの外、「ビーフとパインがとても合う!」「フルーティな甘みと酸味が加わって美味しい!」など、好評の声が多数上がっていた。

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記者自身、食事へのトッピングとしてのパイナップルは「親の仇」レベルで苦手意識を持っていたため、半ば罰ゲームのような気持ちで食べてみたのだが…これがなんと、べらぼうに美味い。

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テリヤキとパイナップルという、字面だけ見たら冗談のような組み合わせが互いの魅力を引き立て、1つのメニューとして昇華されていたのだ。

美味しさの秘密について、バーガーキング公式に尋ねたところ、「バーガーキング自慢の直火焼きで香ばしくジューシーな100%ビーフに、甘みと酸味のあるパイナップル、焦がしねぎと赤味噌が隠し味の『テリヤキソース』で仕上げた『テリヤキ・パイン ツキミバーガー』は、甘じょっぱい美味しさをお楽しみ頂けます」との回答が。

「卵を使った月見バーガー」を頑なに販売しない理由については「卵の調達を忘れてしまったためです」と回答しており、ブレない姿勢を貫いたのだった…。

今回実食したバーガーは「テリヤキソース」であったため、そこまでクセはなかったが、問題は辛口ソースの「チポトレ・パイン ツキミバーガー」である。完全に未知の世界であるため近日中に実食を果たし、「新たな扉」を開いてみたい。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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