プーチンと金正恩が4年ぶりに対面で会談 今後どこまで関係強化が進むのか

ウクライナへ侵攻したプーチンとミサイルを撃ちまくる金正恩が会談。今後軍事同盟まで発展するのか?

ウラジーミル・プーチン

ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が13日、ロシア極東アムール州にあるボストーチヌイ羽刕基地で会談した。


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■うれしそうに顔を合わせ会談

ウクライナに侵攻したプーチンは欧米からのけ者扱いされ、世界の嫌われ者になったが、そのプーチンにもお友達がいた、北朝鮮の金正恩だ。金正恩も核ミサイル開発を続け、ミサイルを海にまき散らすことから世界の嫌われ者になっているが、正に2人は互いにお友達を発見できたのだ。

宇宙基地で、プーチンと金正恩はうれしそうに顔を合わせ会談した。金正恩は冒頭、ウクライナ侵攻を続けるプーチンの全ての決定を支持すると意見を述べ、プーチンを喜ばせた。

そして、金正恩はプーチンから食糧支援をしてもらい、宇宙開発でも協力してもらう合意を得た。見返りに金正恩は軍事不足に悩むロシアに武器を供与することを約束した。プーチンも満面の笑みを浮かべ、正に相思相愛の会談となった。

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■どこまで相思相愛でいられるか

しかし、2人が本当のお友達になれるかは分からない。両方とも独裁者であり、自分にとって都合のいいことしかしないからだ。仮に、米国が北朝鮮に歩み寄る姿勢を見せれば、金正恩は国交正常化を求めて米国に接近するだろう。

それは米国と絶縁したプーチンにとって大きな背信行為となる。プーチンだって核ミサイル開発を進め、経済的には脆弱な北朝鮮と仲良くするメリットは少ない。今2人とも世界で窮地に追いやられているから接近しているのであって、お友達であっても親友になれるかは分からない。朝鮮半島で有事になっても、プーチンはそれには加担したくないのがホンネだ。

今後両国がどこまで相思相愛でいられるか、それは全く不透明な情勢と言えよう。

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(取材・文/Sirabee 編集部・セレソン 田中

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