油少なめなのにジューシー 「なすの生姜焼き」がおつまみにもおかずにもいける
ひと手間加えるだけの簡単なすの生姜焼きレシピ。旬のうちにぜひ試したい1品。
なすは火を通すととろとろで美味しくなるが、あくぬきのひと手間が必要だったり調理の仕方によっては油を吸いすぎてしまったりする。ちょっとしたコツで定番料理をグッと美味しくするレシピが主婦層を中心に人気の料理YouTube『食事処さくら』で紹介していた「なすの生姜焼き」を編集部でも試してみた。
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■家庭にある調味料でさっと作れる
なす約250gに対して調味料はこちら。
塩:1つまみ
砂糖:2つまみ
酒:大さじ1
みりん:大さじ1
醤油:小さじ2
鶏がらスープの素:小さじ1/2
片栗粉:小さじ1/3
おろし生姜:約8g
家にある調味料ばかりなので思い立ったときに作れる。
■ひと手間で油の吸収を抑える
なすはヘタを取り、縦半分に切ったらタレが染みこむように皮目に切り込みを入れてから4等分にし、さらに半分にカットする。
なすを袋に入れて塩を1つまみ、砂糖を2つまみ入れて全体によく馴染ませる。あく抜きの意味もあるが、塩と砂糖をまぶすことで油の吸い過ぎを防ぐこともできるので、このひと手間は惜しまずやってほしい。そのまま5分くらい置いておく。
ボウルに酒、みりん、しょうゆ、鶏がらスープの素、片栗粉、おろし生姜を入れてよく混ぜる。
火をつけずにフライパンに油大さじ1.5ほどを敷いて、キッチンペーパーで水分を拭き取ったなすを入れてから弱目の中火で温める。フライパンが温まる間に、なすに油を絡ませるようにして皮目を下にして焼いていこう。
なすの底の方が透明になってきたらひっくり返して反対側も焼く。
皮がいい色になり、全体にこんがり焼き目が付いたらここで一旦火を止めよう。
なすを端に寄せて、片栗粉を混ぜながらタレを入れて余熱で全体に絡める。火をつけたままだとタレの片栗粉が固まってしまいダマになるので忘れずに火を消してほしい。器に盛り付けて完成だ。
■主役級のおかず…
両面2〜3分程度焼いただけなのにジューシーでとろとろ。薄めの味付けなのでとても上品、片栗粉のとろみでなすにしっかりと味が絡んでいる。おつまみにもぴったりだが、白飯との相性が抜群。なすだけなのにごはんをおかわりしたくなるほどだった。
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(取材・文/Sirabee 編集部・池田かおるこ)