ジャニーズ事務所、“社名変更”示唆に批判の声 数億円規模の費用のほか「ある問題」も…
社名継続の意向を示していたジャニーズ事務所がついに“社名変更”を示唆。実際に会社名変更となった場合に生じる問題もあり、一部では「やり過ぎ」との声も…。
19日、創業者である故・ジャニー喜多川氏による性加害を認めたジャニーズ事務所が、社名変更や今後の会社運営に関して方針を固めたことを公式サイトで発表。それを受け、X(旧・ツイッター)では「社名変更」「所属タレント移籍」など関連ワードがトレンド入りしている。
■社名変更を示唆
公式サイトに掲載された「今後の会社運営に関するご報告」によると、議論されたのは主に「藤島ジュリー景子前社長が100%保有する株式の取り扱い」「被害補償の具体的方策」「社名変更」「所属タレント及び社員の将来」の4点で、今後精査し10月2日に詳細が明かされるよう。
また、一部メディアでは“新たな会社を設立し、所属タレントと社員を移籍”、“現・ジャニーズ事務所は補償会社として残し、株の売却益を被害者への補償金か新会社の設立資金に充てるのではないか”といった報道もされている。
■「全てが後手後手」
同社の社名変更については、7日に都内で行われた記者会見において東山紀之新社長が回答。「(社名変更についての)議論があった」としつつ、「何より大事なのはタレントさんが培ってきたエネルギー、プライドだと思う。その表現の一つでいいんじゃないかと思う」と名前の変更はないとしていた。
この経緯からXでは「最初からそうしておけばよかったのに」「広告切りが始まり慌てて対処したのが透けて見える」「全てが後手後手。言われたからやる」などと批判的な声が。
「社名変更することで、この事件がうやむやになることが心配」「名前を変えて、清い会社になったから、普通に取引してください、にしていいの? 罪の名をそのままずっと背負っていくべきでは?」などと厳しい声もみられた。
■グループ名変更は「やり過ぎ」の声
また、「変更しても前の名前が浸透しすぎてて新社名馴染まないと思う」「まだXがTwitterって言われてるような状態と同じ感覚」といった意見も目立つ。
実際に会社名変更となった場合、数億円規模ともいわれる費用を含め関連会社の改名などの問題も発生すると予想されるが、「関ジャニ∞」「ジャニーズWEST」などジャニー氏の名前に由来するグループ名の変更については「正直莫大なお金かけてまで社名変更とかグループ名変更するメリットが分からないデス」と疑問の声も。
「所属タレントの意思は確認してるの? とくにwestや関ジャニは来年10周年20周年ってタイミングで理不尽に名前を奪われることに納得はしてるの?」「変更するのは社名だけで充分。グループ名まで変更するのは明らかにやり過ぎ」といった声も上がっている。
■「落としどころとしては悪くない」
一方で「この方向性じゃなきゃ、活動は難しい」「新しい出発としての社名変更&新会社設立は本当に英断」といった見方もあり、「社名変更、被害者補填、タレントギャラは本人に…落としどころとしては悪くないのでは? て思うんだけど」と肯定的な声もみられる。
また、「別にジャニーズ事務所を擁護してる訳じゃない、ジャニタレを擁護してるのです」との声もあり、社名変更は“タレントは悪くないから”という前提で納得できるというという人もいるようだ。
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(文/Sirabee 編集部・今井のか)