新庄剛志監督の3年目は「何かが起きる」 岩本勉氏が来季の日本ハムに提言
岩本勉氏が日本ハム・新庄剛志監督の来季について持論展開。19日の試合で6敗目のロドリゲスに苦言も。
■19日の西武対日本ハムを振り返る
19日の埼玉西武ライオンズ対北海道日本ハムファイターズの試合を振り返った今回の動画。
そのなかで1点リードの6回裏に登板し、4安打4失点で6敗目を喫したロドリゲス投手について「ごめんなさいね、厳しい言い方で。母国を離れて異国で大変な環境で戦ってますよ。でもそれなりの給料を積んでいるんでね」と指摘する。
そして「がんばってほしい 、結果を出してくれよ っていうようなことは僕は言ってしまうよね。ポンセとロドリゲスは来年の契約を考えるとこの1球この1イニング、その成績やマウンドの姿っていうのは大きく自分の野球人生を変えていくんですよね。ぜひストロングフィニッシュで、まだまだ来年もねファイターズのユニフォームを着てほしい次第ですよ」とコメントした。
■中島選手と今川の選手に…
その後岩本氏は19日の試合で2軍から上がりスタメンで起用された中島卓也選手と今川優馬選手に言及する。
中島選手には「引退勧告を受けている選手たちが発表されているなかで、去年、今年とふるわなかった中島はボーダーラインの選手なんですよ。来年もファイターズのユニフォームを着るかどうかの。ここに来て上がってきたということは、今回は最終テストの可能性があるんですよね。ちょっと言い方は厳しいかもしれないけど、これがプロの世界です」と語った。
また、今川選手にも「今シーズンアクシデントの怪我との戦いで。彼の伸びしろを考えると、すぐにクビってことはないですよ。でも来季構想のなかに今川優馬の名前がしっかりそこに描かれるかどうかといった意味では、 ここからの出場はめちゃくちゃ重要ですよ」と話した。
■新庄監督の3年目は…
岩本氏は日本ハムの現状について「試合こそ負けてしまい、順位は最下位に甘んじてしまっているけども、仕方ないわ。 去年に続きトライアウトになってしまった。このチーム状況が現実です」と語る。
そして「来年3年目。新庄監督の3年目。 3度目の正直と言いますかね 、石の上にも3年と言いますかね。3年目ってなにかが起きるんですよ、 起こさなければいけない」とコメント。
さらに「新庄監督は何か事を起こしたときには、3年周期でいろんな危険を迎えている。その3年目にはいろんな偉業を叩き出しているということもあるんでね。 ファイターズはまだまだチーム的にはね、やらなきゃいけない。 見据えて描かなければいけないことがあるんだけども、まあ今日はねボーダーラインの選手たちの必死になってアピールしようという姿が非常に印象的でした」と語った。
■去就は未定
就任2年目を迎えた新庄剛志監督。今季は「優勝を目指さない」と宣言した昨年と違い、日本一を目指したものの、厳しい戦いが続き、最下位が濃厚な状況だ。
日本ハムと同じく2年連続最下位が確実視される中日ドラゴンズ・立浪和義監督は続投が決まったが、新庄監督の去就は現在のところ発表されておらず、ネット上では続投派と解任派で意見がわかれている。