お彼岸に「おはぎ」を食べる習慣は? 60代は6割も若い世代は…
まもなく秋分の日・秋のお彼岸。「おはぎ」を食べる季節だが実際には…。
■スーパーなどでも
食べ物として、お彼岸につきものなのは、「おはぎ」。秋のお彼岸に食べるものは、秋の七草のひとつ「萩」にちなんで「おはぎ」、春のお彼岸に食べる際は春の花・牡丹から「ぼたもち(牡丹餅)」と呼ぶとも言われる。
この季節、スーパーや街の和菓子店などでは、「お彼岸におはぎ」といったディスプレイもよく見かけるが、一人暮らしが進んだ現代では、こうした風習が伝わっていないケースも少なくない。
今はどれくらいの人が、お彼岸におはぎを食べているのだろうか。
■食べる習慣は4割以下
Sirabee編集部が、9月8〜11日にかけて全国10〜60代男女1,000名を対象に「お彼岸のおはぎ」について調査したところ、「ほぼ毎年食べる」と答えた人は10.9%。
「食べる年もある」との答えが26.8%で、お彼岸におはぎを食べる人は、現代では4割に満たないことがわかった。
「ほぼ食べない」が28.1%。最も多かった答えは「全く食べない」で34.1%だった。
■60代は6割が
お彼岸を大事にする気持ちには、世代差も大きいようだ。10代〜40代までは、「毎年食べる」と答える人は1割を下回ったが、50代から増加し、60代では23.2%に。
60代は「食べる年もある」という人を合わせると、お彼岸におはぎを食べる習慣がある人が6割を超えている。
なお、編集部が今年の春に実施した調査では、最も人気のおはぎは、「つぶあん」で2位が「こしあん」。3位のきなことは大きな差が開いている。
■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
・合わせて読みたい→「秋は人肌恋しくなる」は本当か 男女の意識差も明らかに
(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)