他人の車中でガソリンを飲む男が逮捕 10代少女がいる家に不法侵入したうえの謎行動
他人の家のガレージに不法侵入し、車の中でガソリンを飲む男が逮捕。意味不明すぎて、恐怖すら感じる事件が発生した。
アメリカの住宅地で、10代の少女がいる住居にハンマーを持った男が侵入し、警察に逮捕された。男は逮捕当時、手に持った容器から直接ガソリンを飲んでいたという。『KTVQ』『KOMO News』などの海外メディアが報じた。
■住人の少女からの通報で発覚
事件は、アメリカ・ワシントン州シアトルのハイランドパーク地区にある住宅で起きた。
シアトル市警(SPD)の発表によると、午前11時30分ごろ、その家に住む少女(17)から「木の棒を持った誰かが家に侵入しようとしている」と通報を受けたことが発端になったという。
■危険を感じた警官が突入
警察は直ちに現場に駆けつけたが、少女は恐怖のあまり、応答して家のドアを開けることができなかったという。
そんななか何かを叩くような大きな音が聞こえてきたため、警官たちは少女の身に危険が及んでいると判断。玄関ドアを破壊して、居住者と容疑者の捜索を開始した。
■他人の家の車の中で…
市警によると、警官たちは住宅のガレージにある車の中に容疑者の男(40)がいるのを発見。その時、男はガソリンの入ったポリタンクとハンマーを膝の上に置いていたそうだ。
さらに同署の報告には、警官たちが男に車から降りるよう呼びかけたところ、男は持っていた容器からガソリンをごくごく飲み始めたとある。
この様子は警官たちのボディカメラにも収められており、容疑者の男が大声を上げながら赤いポリタンクのガソリンを飲んでいる様子が映っている。
■容疑者は病院へ
当然ながらガソリンは飲用には適しておらず、少量でも誤飲した場合、医療機関の受診が求められる。しかし男はその後もガソリンを飲み続け、車両から引きずり出されることに抵抗していたが、最終的には警官たちによって拘束された。
住宅の2階に隠れていた少女は安全な場所へと護送され、容疑者の男はガソリンを飲んでいたためか、シアトル消防隊の隊員によって現場から直接、病院に搬送されたようだ。