18年ぶり優勝の阪神「この2人が出てきたのは大きかった」 落合博満氏が分析
18年ぶりに優勝した阪神タイガース。落合博満氏がクライマックスシリーズ、日本シリーズについても語る。
野球解説者の落合博満氏が19日、自身のYouTubeチャンネル『落合博満のオレ流チャンネル』に出演。18年ぶりに優勝したプロ野球・阪神タイガースについて語った。
■阪神優勝の要因
11連勝の快進撃で6度目の頂点に立った阪神。落合氏は「メンバーを固定して、守りの野球をやったこと」が優勝につながったと分析し、岡田彰布監督の野球は「昔の野球」と評す。
「今は、あれこれ選手を代えながら日替わりオーダーというのが主流になってきている。それを内野は大山、中野、佐藤(輝明)、木浪、外野は近本と。それをまず固定したというのが1番じゃないのかな。固定するということは、打順の流れも線でつながるんでね」と述べた。
■「この2人が出てきたのは大きかった」
「この2人が出てきたのは大きかった」と挙げたのは、2桁勝利をマークした村上頌樹投手と大竹耕太郎投手。「それと中継ぎ陣がよかった。湯浅が故障で、その穴を岩崎が埋めた」と投手陣を称える。
「普通の野球を普通にやった強さというのが1番なんだろうと思う。そういうふうに仕向けた監督の采配は素晴らしいと思うし、それに応えた選手は素晴らしいと思う」と、べた褒めした。
■何が起こるか分からない短期決戦
次はクライマックスシリーズ(CS)、勝てば日本シリーズだが「これはまるっきり別物」と落合氏。
「CSは勝ち上がってきたところとやるんでね。1つアドバンテージがあるにしても、3つ勝つのは結構大変なこと。勝ったとしても日本シリーズの7戦というのは別の作用が動くんで。シーズン中とは違うものが出てくるんだろうと思う」と予想する。
落合氏も試合の流れは想像できないといい「絶対勝つだろうと思っていったけど負けて、今年危ないかなと思ったけど勝ったってことがあるんでね。1つのプレーでガラッと内容が変わって、流れがこっちにくるか向こうにいくかというのが短期決戦なんで。これだけはやってみなきゃわからない」と話した。