飲酒運転で高速道路を逆走した男が逮捕 「たくさんの車が逆に走ってる」と自身で通報
高速道路を逆走していたのは、通報者自身だった。限度値の2倍のアルコールが検出された男の逮捕劇に、警察も呆れている。
酔っ払いながら高速道路を運転していた男が、自分自身が逆走していることに気づかずに警察に電話。「たくさんの車が逆走している」と通報し、逮捕された。『FOX8』『CNY』などの海外メディアが報じている。
■警察の注意喚起映像に…
アメリカ・ネブラスカ州当局は、9月に入ってから新たな911通報の音声付き映像をSNSに投稿。祝日の一つである労働者の日に向けて、週末は警備を強化している旨を発表した。
通報者の男はランカスター郡の国道77号線に沿って車を走らせており、911オペレーターに向かって「誰かが道路の逆側に向かって運転している」と訴えた。しかし、実際に逆走をしていたのは男のほうだったのだ。
■大量の逆走車に怯えて通報?
男はオペレーターに対して、トラックが高速道路の北向き車線を南向きに走行していたと訴え、走行中の道路に逆走車がいることを繰り返し主張した。
また「そいつはライトを眩しく照らしていて、私はもう少しで道を外れるところだった」「あれはひどいものだった、しかも、何台もいた」と語っていたという。
■逆走していたのは自分自身
当局が公開したボディカメラ映像には、911通報を受けた警察官たちのパトカーが、通報した男の車に追いつこうとする様子も収められていた。
交通停止を行った後、警察官がドライバーに車を止められた理由を認識しているのか尋ねると、男は何かを悟った様子で「道路を逆に走っていたからです」と答えた。
男は自分が逆走していたことに気づかず警察に電話をかけており、応対した警察官は「結局、逆走していたのはあなただったようですね」と述べたという。
■酒に酔って運転していた
逮捕した保安官事務所のメッセージによると、警察官が男の血中アルコール濃度を測定したところ、法定限度値の2倍を超えた数値が検出されたそうだ。
同署は、この一件で負傷者は出なかったとも述べている。そしてこの荒唐無稽な実話が、「休日の週末にお酒を飲んで運転してはいけないことを、人々に思い起こさせることを期待している」ともコメントした。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)