インド急成長都市のバイクタクシーは高級モデルが普通? 運転手の正体も衝撃的
安くて便利なバイクタクシーを呼んだところ、運転手が高級バイクに乗ってやって来た。しかもその正体が意外な人物だったことにも、利用者は驚いた。
バイクタクシーを予約したソフトウェア・エンジニアが、高級バイクが到着したことに驚いた。しかしそれだけでなく、運転手の正体にも驚かされることになったという。インドのメディアである『NDTV』が報道している。
■「安い」バイクタクシーを予約
インドのシリコンバレーと呼ばれるベンガルールは、世界で最も急速に成長している都市と言われている。中でも、テクノロジーやエコシステムのスタートアップが最も盛んだ。
そんなベンガルール在住のソフトウェア・エンジニアであるニシット・パテルさんが、オープンソースソフトウェア「Kubernetes」のイベント会場に向かうため、安くて便利なバイクタクシー「Rapido」を予約した。
その際に起こったユニークな出来事について、自身のX(旧・ツイッター)で共有し、話題を集めている。
■運転手の正体にビックリ
迎えに来たタクシーが高級バイク「ロイヤル・エンフィールド・ハンター・バイク」だったことに、ニシットさんは驚いた。
しかし、驚きはそれだけではなかった。運転手が同じ会場でバイクを降り、その正体がKubernetesの監督を担当する会社で働くDevOps(ソフトウェア開発手法のひとつ)のエンジニアだったことが判明したのだ。
ニシットさんはXの投稿に「この出来事は、インドのテクノロジーの中心地では単なる平凡な1日のように見えた」と書いている。
■エンジニアの副業にピッタリ?
この話題はXユーザーを大いに楽しませ、あるユーザーが「彼の副業の売上高を聞きましたか?」と尋ねると、ニシットさんは「いや、今になって思うと、彼に尋ねるべきだった」と返信している。
他にも「だから何? アーメダバードでは過去5年以来、多くのOLA、Uber、Rapidoの運転手が副業で運転しており、さらにはハーレー・ダビッドソンもある」と、対抗するかのようなコメントも書き込まれた。
ベンガルールやアーメダバードなどのテクノロジー都市では、このような出来事は日常茶飯事のようだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・NaganoYae)