優勝した阪神のMVP、高木豊氏が投打から選ぶ 「完投負けもしてくれた」
18年ぶり6度目のリーグ優勝を果たした阪神。「すごく感動した」「我慢したと思う」と高木豊氏がMVPを選ぶ。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が15日、自身の公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』を更新。プロ野球・阪神タイガースの投打のMVPを選んだ。
■青柳らの調子が上がらない中…
きのう14日、読売ジャイアンツとの試合を制し、18年ぶり6度目となるリーグ優勝を果たした阪神。今回は、その阪神から優勝に貢献した投手、打者のMVPを1人ずつ選ぶことに。
まず投手から。高木氏は「エースと言われた青柳が春先よくなくて。西勇輝は全然投げさしてもダメだった。その2人が思うように働けなかったというところから考えると、若手とか移籍組。そういう人たちが頑張ったな」とした上で、村上頌樹投手を挙げた。
■「完投負け」を評価
3年目の村上投手は、ここまで10勝5敗、防御率1・76をマーク。チームトップタイの勝ち星を重ねただけでなく、中継ぎ陣が疲弊し始めている時期に「完投負け」してくれたと評価する。
「すごく感動した。村上も歯を食いしばって中継ぎを休ませるというか。そういうこともできたしね。ここは完投してほしいってときは期待にも答えてくれたし。屋台骨を支えたっていうのは村上かな。苦しいときに完投をしてくれる、完投負けもしてくれた。そういうとこを評価したい」と述べた。
■四球の多さに注目
打者からは大山悠輔選手をチョイスした。
何よりも褒めたのは四球の多さで、ここまでリーグトップの89個。「やっぱフォアボールの多さ。本当に我慢したと思うよ今年。我慢を覚えて、それが打線の繋がりを作り、貢献に務めた」と4番としては打点が少ないものの存在は大きかったと語る。
「サヨナラ決めてくれたり。もう1点欲しいってときに打ってくれたのが大山だったと思う。よく我慢もしたし勝負どころで打ってくれたっていうことは言える」と活躍を称えた。