デーブ・スペクター、ジャニーズとの広告契約見直し企業に「正義感の群集心理」
ジャニーズ事務所との広告契約を見直す企業に、デーブ・スペクターが「コンプライアンスぶってるだけの感じもする」などとバッサリ。
10日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に、タレントでテレビプロデューサーのデーブ・スペクターが生出演。ジャニーズ事務所所属タレントとのCM契約見直す企業に物申した。
■「これは正義感の群集心理」
番組は7日にジャニーズ事務所が開いた会見をトップで特集。会見以降、ジャニーズ所属タレントとのCM契約を更新しない企業が出てきていることが紹介されると、爆笑問題の田中裕二は「各スポンサーのジャニーズ離れに苦言を呈していると?」とデーブに話を振る。
持論がある様子のデーブは、「こういうふうに、すぐ乗っかってやるってのはよく日本で見る現象なんですけど、これは正義感の群集心理ですよ」と分析した。
■「コンプライアンスぶってるだけの感じも」
続けて、「これいちいち表明しなくていいじゃないですか? 自然に再契約しなければそれで構わないんですけど」と冷静にコメント。
「何も一気に言う必要はないんですよ」と横並びの対応に苦言を呈し、「何か道義ぶってコンプライアンスぶってるだけの感じもするんですよ」と表面性を指摘した。
■「ある日突然知ったみたいな感じ」
また、批判の理由として、「で、それはもう皆知ってたじゃない。まして広告代理店、業界人もよく会食もしてるわけですから」と、企業側もジャニー喜多川氏の性加害について噂レベルでは知っていたはずだと推測。
にもかかわらず、会見後に一斉に動き出したことへ「一般に皆知ってるのに、急になんか、ある日突然知ったみたいな感じになるんですよ」と白々しさを指摘した。
■タレント不祥事との相違点も指摘
さらに、「スキャンダルを起こした人がすぐCD没収とか映画上映しないとか、すごく似てるんですけど、それはそのやった人に対してのことで、これはもう既に死んでる人のことで、事務所がやったことですので」ともコメント。
タレントが不祥事を起こしたケースとの相違点を挙げ、「何もここまで、果たしてやる必要あるかどうか」と企業の過剰反応だとした。
だが他方では、「一方、売上はジャニーズに流れてるわけで、きちんと過去の精算しないとこういうことが増えるってことも言えると思う」とこの動きが広がることも懸念している。
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(文/Sirabee 編集部・玉山諒太)