愛媛県に新しくできた「くら寿司」が最強すぎた…宇和島の養殖魚も地魚も115円 あまりにお得すぎる内容とは
8月31日にオープンした「くら寿司宇和島店」でみかん真鯛やみかんサーモンなど、新鮮な地魚が115円。早速行ってみると…。
去年東京から愛媛にUターンした記者が最近うれしいと感じるのは「おなじみだったあのお店が地元に進出してくれること」。しかも、全国展開のお店が”愛媛だからこそ”な取り組みをしてくれるとなおさら愛着が沸く。
そんな中、愛媛県宇和島市に回転寿司の「くら寿司」がオープン。しかも、同じ県内でもココだけという、ちょっとスペシャルなことをしていると聞き、早速行ってみた。
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■くら寿司宇和島店
くら寿司宇和島店は8月31日にオープン。宇和島は漁業が盛んな地域として知られ、くら寿司では2012年に宇和島で養殖した「みかんぶり」を全国規模の外食チェーン店として初めて販売するなど、宇和島を特別な場所のひとつとして位置付けているのだそう。
そこで、宇和島店をオープンするにあたり、新鮮な地魚をこのお店限定で1皿115円という”スペシャルな価格”でラインナップさせているという。
■地魚115円シリーズ
「地魚115円シリーズ」と名付けられた商品の中で、やはり注目すべきなのは「宇和島 みかんサーモン」&「宇和島 みかん真鯛」だろう。みかんぶりと同様に、エサにかんきつ類の皮やオイルを混ぜて育てた魚を”フルーティーフィッシュ”と呼ぶそうで、みかんの風味が口に広がるのが特徴だ。
実際に食べてみると、みかんサーモンはそこまでみかんの香りを感じることはないが、サーモン自体の風味や甘みを濃く感じる。生魚が苦手な人もみかんサーモンがきっかけで食べられるようになった方もいるとのことで、確かにおいしい。
一方でみかん真鯛はタイの身が淡泊なだけに、かんきつ系のスッキリした後味に。魚を食べてみかんをこんなに感じられるとはという驚き。評判になるのも納得。
ほかにも、地元で養殖されたブリを活〆し、鮮度の高い状態を維持した「宇和島 活〆ぶり」は身の締まりと柔らかさのバランスが絶妙。「天然炙りイトヨリダイ」は、炙った皮の風味に塩味が重なりクセになるおいしさだ。この値段でこのお寿司はコスパ抜群ではないだろうか。
■地元小学生にSDGsの出張授業も
くら寿司は4日、宇和島店のオープンに合わせて市内の玉津小学校にて、回転寿司からSDGsを考える出張授業を実施。4〜6年生の児童27名が参加し、身に臭みがあるなどの理由で水揚げしても市場に出回りにくい魚「低利用魚」について、エサを工夫して臭みを取るといった販売事例を紹介。
また、食品ロスの問題についても、回転寿司のレーンを使った体験ゲームをしながら学んだ。くら寿司では2022年5月から全国でこのような授業を開始し、愛媛では初めての開催だったそう。
児童からは、「好き嫌いをなくし、食べられるだけの量を調整することで食品ロスが少なくなると思う」といった声も。水産業や食を巡る課題の解決方法を考えるきっかけとして、とても有意義な時間になったようだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・京岡 栄作)