原辰徳監督が野手を投手起用した理由は… 江川卓氏が独自分析

原辰徳監督が内野手を投手登板させた理由について江川卓氏が分析。「僕は否定派」と明言も。

■考えがわかれる

その後、1996年オールスターゲームのケースを振り返り、「野村さんはキャッチャーでいらっしゃって、仰木さんは野手なんですよね。考え方が微妙に違うというか。わかっていただくのが難しいんですよね。ピッチャーをやっていないと」と話す。

そのうえで「どちらが正しいというのではなくて。仰木さんも原さんも点数が開いて、そういうふうに考えるであろうなという。微妙なところなんでクライマックスが今、どうかというところなんで、それもあるよという考えと、ピッチャーはピッチャーのものでしょと、わかれるということですね」と語った。

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■「僕は否定派」

江川氏は「回答はどうなんだというと、テレビで言ったように、僕は否定派なんで。ピッチャーはピッチャーでマウンドでやってほしいと思うので。そこが野手の方とは違うかな。別に原さんと仲が悪いわけじゃないですよ」と持論を展開した。

話を聞いたスタッフは3日の試合で、巨人が2日に温存した勝ちパターンの投手陣が抑えて勝ったことを指摘し「采配は良かったのではないか」と水を向ける。

すると江川氏は「それはそれで良いんじゃないでしょうか。考え方を否定するものではない」と話したうえで「僕はピッチャーだから、マウンドに野手が登るのは良いとは思わないですね」と話していた。

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■江川氏が野手登板の是非を語る