岡田彰布監督は「打順組むのもしんどくなる」 近本光司の死球を高木豊氏が心配
高木豊氏が、3日のヤクルト戦での近本光司選手の死球について言及。今後の岡田彰布監督の采配への影響についても語る。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が3日、公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』を更新。同日に神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズと阪神タイガースの試合での、近本光司選手の死球について言及した。
■岡田監督も怒り
この日の試合では、阪神が7点をリードした9回、先頭打者の近本選手が、山本大貴投手の投球を右脇腹に受けて倒れ込んだ。近本選手は打席でしばらくうずくまったまま動けず、途中交代。場内には怒号も響くなど異様な雰囲気となった。
阪神は先月13日のヤクルト戦で、梅野隆太郎捕手が死球を受けて骨折。近本選手への死球でヤクルトの与死球は両リーグ最多の58に。前日2日の試合では、小野寺暖選手と大山悠輔選手が連続で顔付近への投球に体をのけぞらせて死球を避けていたという経緯もあり、3日の試合後には岡田彰布監督が怒りをあらわにして苦言を呈していた。
■「大事に至らなければ」
近本選手の死球について「ちょっと心配だね」と言及した高木氏。近本選手は7月の試合で死球を受けて骨折し、約3週間の離脱を余儀なくされていたこともあり、「あれと同じようなところなのかな。相当心配なんだけど、大事に至らなければいいなって。近本を欠くっていうのはちょっと痛い」と話す。
この3連戦について、「岡田監督は采配がズバリ当たるね。打順変更に伴った選手が必ず活躍する」としつつ、「3番にちょっと迷ってるのかな。1試合目がミエセス、2試合目が小野寺、きょう(3日)はノイジーと、3試合とも違う右バッターを使ってきた」と振り返る。続けて、「近本が仮にいなくなったら、打順組むのもちょっとしんどくなるのかなっていうふうに思う」と案じていた。
■ファンからも心配の声
コメント欄でも、ファンから「近本頼むから無事でいてくれ」「大事ではないことを祈るのみです」「近本が心配で3連勝の嬉しさ半減…お願いだから無事でいてほしい」と心配する声があがった。
また、ヤクルトファンからも「わざとじゃないにしても当てすぎだし、応援してるのに肩身が狭すぎて野球見るのがつらすぎる」「デッドボールは観る側にとってほんとに胸糞悪いです。『攻めなきゃ打ち取れない』に甘えているように見えます」との声が寄せられている。