史上最強の猛暑だった今年の夏 「夏バテした人」の割合を調べてみたら…
観測史上最も暑いとされる今年の夏。夏バテした人の割合を調査してみた。
気象庁は8月28日、異常気象分析検討会を開き、今年の夏の気温などについての分析結果を発表。今年の夏は統計開始以降で最も暑いと見られること、今年の猛暑が「異常気象」と見られることなどの結論が示された。
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■甲子園でもクーリングタイム
かつては、学校でも冷房がない教室が多く、クーラーが苦手で家庭でも窓を開けて扇風機などで涼をとっていた人も少なくないだろう。今や、自宅内での熱中症にも警鐘が鳴らされ、とくに冷房のない公共施設は考えられない時代になってきた。
高校野球の甲子園大会でも、真夏の炎天下での開催に多くの批判が集まり、今年から5回終了時にクーリングタイムが導入されている。このような暑さのなか、夏に体調を崩した人はどれくらいいるのだろうか。
■5割が夏バテ
Sirabee編集部が、8月27〜29日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「夏バテ」について調査したところ、50.3%の人が「夏バテした」と回答。
7月31日〜8月2日に実施した調査では、53.2%が「すでに夏バテした」と回答していたが、夏に体調を崩す人は暑くなりかける時点の暑熱順化の際にまず夏バテしやすいのかもしれない。
■50代女性が最多
今回の調査結果を男女年代別で検証してみると、満遍なくどの世代でも夏バテしている人が見られるが、最も割合が高かったのは50代女性で57.6%。最も少なかったのは30代男性で42.2%だった。
男性の働き盛り世代は比較的夏バテになっている人が少ないが、それでも4割は超えている状況だ。
■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)