約3割の人が太った経験アリ 「暑さで体力が落ちないようにと食べていたら…」
基礎代謝の低下や自律神経の乱れが「夏太り」の原因に。
汗をかいているからエネルギーを消費していると思ったら大間違い。夏だからといって油断していたら、いつの間にか体重が増えていた…なんてことも。
■夏バテしないようにと食べていたら太った
Sirabee編集部が全国の10代〜60代の男女1,000名を対象に実施した調査では、全体で33.6%の人が「夏バテしないように食べていたら太ってしまったことがある」と回答した。
なお男女別に見ると、男性は30.6%、女性は36.5%という結果になっている。
■力がつくものを食べるようにしていたら…
編集部が話を聞いた40代の女性は、「あまりにも暑くて体力が落ちているように感じたので、肉や揚げ物など力がつくものを多めに食べるようにしていたら、あっという間に体重が増えていって…」と述べた。
気付いたら、以前より5kgも重くなっていたが、いまはまだ暑すぎて運動する気にもなれず、涼しくなったらダイエットを始めようと思っているという。
■「夏太り」の原因は基礎代謝の低下
日本予防医学協会のHPは夏場の体重増加について、「夏太り」という言葉を用いて解説している。それによると、夏太りの主な原因は「基礎代謝の低下」「自律神経の乱れ」「活動量の低下」だという。
夏は自ら体温を上げる必要がないので基礎代謝が低下している。汗をかくのでエネルギーを消費していると思いがちだが、体温調節のための発汗であってエネルギーは消費しておらず、体重は増加しやすいのだそう。
また、冷えた室内と暑い外気を行き来することや、食生活が素麺やざる蕎麦などの炭水化物に偏ることで自律神経のバランスが崩れたり、暑さのせいで運動を控えがちになったりすることも体重増加の原因になるという。
■規則正しい生活で「夏太り」を防ごう
同HPでは、「夏太り」を防止するため、適度な運動をしたり、しっかりと湯船に浸かったりして、部屋の温度差などでバランスが崩れがちな体をしっかりと温め、基礎代謝が低下しないよう心がけることを勧めている。
また、1日3食、栄養のバランスを考えながらきちんと摂ることや、睡眠の質をあげることで自律神経が整っていくため、季節を問わず規則正しく生活するよう呼びかけている。
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(取材・文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)