気を遣ってくれて… 約1割が「泣いているとき」にされた相手からの優しさ
泣いている人がよくされている、気遣いのある行動とは…。
悲しいときやつらいとき、またはうれしいときにも、自然に涙が流れるときがあるだろう。そんなときに周囲の人から、ハンカチを渡された経験をした人もいるようだ。
■約1割「泣いていたらハンカチを」
Sirabee編集部が全国の10代~60代の男女780名を対象に「泣いているときにされた対応」に関する意識調査を実施したところ、全体で14.7%の人が「泣いていたらハンカチを渡された経験がある」と回答した。
■女性に多い結果
性年代別では、すべての年代で女性の割合が高くなっている。
また女性の中でも、30〜50代が多くなっているのが印象的だといえるだろう。一方で男性は多くでも1割を少し超える程度で、全体的に少なくなっている。
■先輩の送別会で泣いて
大切な先輩の送別会で泣いた20代女性は、「尊敬していた先輩が会社を辞めるときに、大泣きをしてしまいました。そのために主役であるはずの辞める先輩が気を遣って、私にハンカチを渡してなぐさめてくれたんです。それだけ寂しかったのでしょうけれど、申し訳ない気持ちにもなりましたね」と語る。
本当は涙を見せたくなかったようで、「ハンカチは『もういいからあげる』と先輩が言ってくれたので、今でも記念として取ってあります。本当は先輩を安心させるために笑顔で送り出したかったのですが、最後まで頼りっきりになってしまいました」と話を続けた。
■「元気を出して」と言われて
ネットユーザーからは、「涙が止まらず、道行くお婆さんにハンカチを渡され『元気出して?』と言われてしまいました」や「映画を観に行って、母、娘よりも泣く。泣いたのを何気なくごまかしていたのに、娘よりそっとタオルを渡されまた泣く」などの投稿も。
また自分がよく泣く人からは、「泣いている人にティッシュを渡す人ほど嫌いなものはない。鼻かめってことなんだけど、泣き終わってからかまなきゃ意味がないから放っておかれるのが一番楽、精神的にもね。昔からよく泣くのですごく嫌だった」とそっとしておいてほしいとの声もあった。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ニャック)
調査対象:全国10代~60代の男女780名