駅ナカのジュース店「ハニーズバー」今日で全店舗閉店… ネットで惜しむ声続出
31日、JR東日本のジューススタンド「ハニーズバー」が閉店する。ネットでは惜しむ声が…。
出勤前や外回りの合間、仕事終わりに駅の中で甘いジュースをグビッと飲む──。JR東日本の駅ナカにあるジューススタンド「HONEY’S BAR(ハニーズバー)」は、たくさんの人の癒しの場となっていた。
本日31日をもって、「ハニーズバー」は全店閉店となる。ネット上では惜しむ声があがっていて…。
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■電車の乗り換え時に楽しめる
「ハニーズバー」は、はちみつやフルーツ、野菜、ミルク、ヨーグルトなどをベースにフレッシュで甘いジュースを提供するジューススタンド。JR東日本の子会社が運営し、2007年にJR山手線池袋駅の外回りホーム店と内回りホーム店で開業した。
電車の乗り換え時などに、旬のフルーツを使ったジュースが手軽に楽しめるとあって人気に。2018年頃には、首都圏を中心に44店舗まで拡大した。その後も、東京、埼玉、神奈川で営業していたが、今年8月31日をもって全店閉店することになったのだ。
■ネットでは思い出にふける人続出
8月上旬から、SNSで「ハニーズバー」店舗の閉店を告げる張り紙が拡散され、ネット上でも話題に。
「仕事終わりに自分へのご褒美で利用してた」「毎朝ミックスジュースを飲んで大学に行くのがルーティンだった」「仕事つらいときに飲んでた」 「子供が小さい頃よく駅バナナジュース買ったな」など、様々な思い出にふける人が続出。
移動中でも立ち寄れる利便性の良さから多くの人に愛されていたことが窺える。余談だが、記者も職業柄外移動が多いため、道中によく「ハニーズバー」のバナナジュースを飲んでいた。
■運営会社に問い合わせると…
「ハニーズバー」はなぜ、全店閉店することになったのか。同店を運営するJR東日本クロスステーションフーズカンパニーに問い合わせた。
同社の担当者は、「経営改善の取り組みの一環として、幅広い業種・業態の整理、事業性を検討した結果、ハニーズバー事業の撤退が決まりました」と、閉店に至った経緯を説明する。
18年以降、店舗が減っていたところから見ると、2020年のコロナの影響もあったのかもしれない。「ハニーズバー」の濃厚ながら後味がスッキリしたジュースのファンは多い。
同店のジュースを自動販売機など別の形で提供する予定はあるのか。こちらの質問をぶつけたところ、担当者からは「販売予定はございません」という回答が。
「最後の日」である本日、「ハニーズバー」を見つけた人はぜひ味わって飲んでほしい。
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に取材。飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。
仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。今期の推しは、『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)と『ばらかもん』(同系)。『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)の行方も気になる毎日。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)