X(旧ツイッター)から他SNSに移籍する? 「移住先」人気ランキングも判明
混乱が続くX(旧ツイッター)だが、ユーザー離れは始まっているのだろうか。
実業家のイーロン・マスク氏による買収以降、急速なサービス改変と混乱が続いているSNS・X(旧ツイッター)。ロゴマークも広く愛された「青い鳥」から「X」に変更され、「ツイッター」「ツイート」という名称も変更された。
■Threadsも話題だったが
こうした混乱に乗じてか、FacebookやInstagramなどを擁するmeta社は、7月6日、テキストSNS・Threads(スレッズ)のサービスを開始。
当初は一気に登録者数を拡大したが、使用感がツイッターとかなり異なることもあり、現在は停滞気味のようだ。ツイッターに近い形で使えるSNSは他にもあるが、ユーザーの離脱は起きるのだろうか。使用している人たちの意識を調査してみた。
■6割超は「移籍しない」
Sirabee編集部が、7月31日〜8月2日にかけて、全国10〜60代のXを使用している男女638名を対象に「Xの継続使用以降」について調査したところ、最も多かった答えは「Xを使い続ける」で64.4%だった。
サービス改悪にも感じられる変更は少なくないものの、まだ大規模なユーザー離れが起きるような状況ではなさそうだ。なお、移籍候補として最も多く名前が上がったのは、Instagramで11.6%。話題のThreadsは4.7%と苦戦している。
BlueskyやMastodonといったテキスト系SNSは、まだ知名度も含めて限定的のようだ。また、ユーザー層が全く異なるためか、実名型でクローズドなFacebookへの移籍を検討している人はわずか0.9%だった。
■女性はインスタ、男性は…
ただ、ツイッターから移籍については男女でも異なる傾向が見られた。女性は、Instagramが圧倒的で15.5%を占める。きれいな写真がメインのSNSであり、現状でも女性ユーザーが目立っている。
男性は、女性と順位は変わらないもののInstagramが相対的に少ないのに加え、ThreadsやBluesky、Mastodonなどテキスト系SNSへの期待値が女性より顕著に高く見られた。
■執筆者プロフィール
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)