うたた寝男性に寄りかかれブチギレた乗客が肘鉄 暴行事件発生に地下鉄内は緊迫
地下鉄を利用した乗客が、男性に寄りかかられ激怒。多くの人が見ているにもかかわらず、暴力行為に及んだ。
電車内で眠りに落ちて寄りかかってきた男性に激高した乗客が、肘鉄を食らわせていた。『New York Post』などアメリカのメディアが伝えている。
■うたた寝からトラブル勃発
つい先日のこと、早朝5時半頃にアメリカ・ニューヨークの地下鉄を利用した若い男性(27)が睡魔に襲われ、うたた寝を始めてしまった。
しばらくするとぐっすり眠ってしまったらしく、すぐ隣に座っていた男性の乗客の肩に寄りかかる姿勢に。これに乗客が怒り出したため、向かいの席に座っていた男性の友人が慌てて間に入ることになった。
■乗客同士で暴力沙汰に発展
乗客は「くそくらえ」「どこかよそで寝ろって話だよ」と、手を振り上げ興奮した様子で捲し立てた。もたれてしまった男性も困り反論したようだが、これに乗客は完全に逆上し、男性の顔面に三度も強烈な肘鉄を食らわせた。
鈍い音が周囲に響くほど強烈な肘鉄を何発も食らい、男性は数秒のあいだ意識不明に。その様子を見た男性の友人がたまらず乗客に立ち向かい、殴り合いを始めた。
このとき他の乗客たちは巻き込まれることを恐れ、遠くから眺めるのみ。しかしほどなくすると男性と友人が下車したため、それ以上のトラブルに発展することはなかった。
■容疑者は見つからず
男性はかなりのダメージを受けたようだが、手当を受けることを拒否。トラブルに巻き込まれた友人についても、「怪我をした」と警察に通報することはなかったという。
キレた乗客はまだ逮捕されていないというが、騒動の一部始終をとらえた映像が出回っていることから、比較的早く身元特定が実現するかもしれない。
このトラブルについて知った人たちからは、驚きの声が噴出している。
「いきなり肘鉄を食らわせるなんて、どう考えてもやりすぎだし卑怯」というコメントのほか、「確かに他人に密着されたら怖いし気持ち悪い」「『不愉快だ』という気持ちは理解できる」という地下鉄利用者の声も多くあがっている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)