スクールバスが停留所を間違え園児が路頭に 猛暑の中「ママはどこ…?」動画が波紋
スクールバスの運転手に停留所を間違えられ、5歳の少年は猛暑のなか、1時間にわたりママを探していたという。
困難やピンチの時、どれほどの幼児たちがパニックを起こさず、冷静な行動が取れるだろう。誰かが気付いて声をかけてあげるまで、恐らくほとんどの子供がただ泣きじゃくるだけではないだろうか。
そんななか、ある5歳児の行動に注目が集まっていることを、アメリカの『NEW YORK POST』や『People』が報じた。
■新学期初日に問題発生
「kellymulholland95」のアカウント名で、わが子の行動をTikTokにシェアしたのは、オクラホマ州に住むケリー・ムルホーランドさんという女性。
彼女は自身の息子と恋人の娘を育てており、ふたりは共に5歳。問題が起こったのは、新学期が始まった初日だった。子供たちを乗せたスクールバスは到着時間になっても現れず、ケリーさんは1時間近く停留所で待っていたという。
■運転手は把握しておらず
やっとバスが到着するも、ケリーさんは運転手から「お子さんがこのバスに乗ってるんですか?」と驚いた表情で尋ねられた。
運転手に2人の子供たちをどこで降ろしたのかを聞くも、彼は「分からない」と返答。すると、乗っていた他の子供たちが「あっちの方で降りたよ」と指をさしたそう。だが子供たちはそこにおらず、ケリーさんは途方に暮れてしまった。
■無事に2人を発見
すると、「もしかして、子供2人を探していますか?」と通りすがりの男性が尋ねてきた。誰かを探している子供たちを見かけたと教えられるも、そこに息子たちの姿はなかった。
そのうち、近隣住民も協力して2人を探してくれるようになり、自宅から約800メートル離れた民家にいた所をやっと発見した。
家主によれば、幼い子供たちがインターフォンを鳴らし、泣きながら「ママを探すのを手伝ってほしい」と助けを求めてきたため、まずは保護したという。
■園の方針に問題か
驚くことに、ふたりはバスを降りてから40℃ほどの炎天下のなか、1時間にわたりケリーさんを探し、疲れたことで民家に助けを求めていた。
TikTokのコメント欄には「許せない。ふたりが無事で本当によかった」「泣きながら助けを求める少年の姿に泣けた」「かなり怖かっただろうね」といった同情の声で溢れた。
また、スクールバスの運転手をしているという人からは「うちは親がいなければ子供を降ろさない決まりになっている」との声が寄せられ、園の指導方針も問題視されているようだ。
■泣きながら助けを求める少年
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)