伊集院光、不登校経験を思い返しアンバサダー就任にとまどい「僕でいいのか?」
東京都「こどもスマイルムーブメント」のアンバサダーに就任した伊集院光。最初は「僕でいいのか?」と不安だったそうだが…。
■8名がアンバサダーに
「こどもスマイルムーブメント」とは、2021年より東京都が「チルドレンファースト」な社会の実現に向けて、子供を大切にする気運を一層高めるため、企業・NPO・学校・区市町村など幅広い主体と連携しながら、官民一体となって子供の笑顔につながる様々なアクションを展開するもの。
このムーブメントを広げていくため、伊集院のほかに子役の村山輝星、教育評論家の尾木直樹、宇宙飛行士の野口聡一、ピアニストのハラミちゃん、野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督、パラトライアスロンの谷真海選手、ソニーグループ シニアアドバイザーの平井一夫氏の8名がアンバサダーに就任した(栗山監督、谷選手、平井氏は欠席)。
■「僕でいいのか?」→「僕だけが…」
伊集院はアンバサダー就任について「最初にお話を頂いて、他のアンバサダーの顔ぶれを見たときに『僕でいいのか?』って意識がとても強かったんです」と明かす。
「(自分自身)登校拒否から学校を辞めてフラフラして、なんだかんだあってなんとかここにいる感じ」「でもこのメンツを見ていて、なんとなく意図がわかったんです。そういう(自分のような境遇の)子、いっぱいいるはず」と語りつつ、「みんなが『子供たちの笑顔を絶やさない』立場とするならば、僕は何らかの理由で笑顔が絶えちゃった子に『もう1回笑ってもらえる』立場でいられれば。僕だけが見えることもあると思いますので、恥ずかしながら引き受けさせていただきました」と決意を語る。
■大人は子供に…
公募で選ばれた小学5年生の子供記者から「大人に憧れるし、怖いと思うし、面白いとも思う。みなさんは『子供』をどう思っていますか?」と質問が投げられると、伊集院は「大人に憧れる時があると言ってもらえて、ホッとするやらうれしいやら」と笑顔を見せる。
「大人は子供に憧れてるんです。だからこそ子供たちがより楽しく暮らせるように、 より頑張れるようにって力を入れている。ただ、これが難しくて…プレッシャーをかけすぎちゃうこともある。でも、大人は子供たちに頑張れと思ってるし、憧れてるってことは、心のどこかで覚えておいてほしい」と回答。
さらに「ちょっとおじさんたちの頑張れが強すぎて、キツいんですけど…って時は言ってもらえたら」と続け、笑わせていた。
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(取材・文/Sirabee 編集部・たつき あつこ)