40代男が親戚を殺害し逮捕 「犬の喧嘩や身体的いじめが原因」と供述
犬を巡るトラブル、また身体的問題を馬鹿にされた恨みもあって、親戚と不仲になった男。関係悪化がエスカレートし、ついに凶行に及んでしまった。
犬の喧嘩が原因で親戚に恨みを募らせた40代の男が、トラブル激化で逆上。親戚2名を襲いひとりを殺害した容疑で逮捕されたことを、『Thaiger』などタイのメディアが伝えている。
■殺人事件が発生
8月20日、タイで暮らす男(43)が隣家の親戚男性(38)とその妻(25)に逆上。銃を持ち出し親戚男性の胸部を4度撃ち、直後に妻を狙い2度脚を撃った。
2人は病院に救急搬送されたが、男性は死亡。妻は集中治療室に入ったと現地メディアが伝えているが、回復する見込みがあるのかなど詳細は分かっていない。
この事件の直前、男は親戚男性と殴り合いの喧嘩をし、目撃者が介入していたとのこと。しかし直後に男性の妻を殴るなどエスカレートした結果、凶行に及んだとみられている。
■犬が原因で不仲に
親戚にあたる人物によると、3人の関係は以前は特に問題もなく、比較的良かったのだという。しかし今から約2年前、両方の家からそれぞれの犬が脱走。たまたま鉢合わせて喧嘩になり、双方の犬が怪我を負う事態になった。
これについて男と親戚男性の妻は互いを責め合い、関係が急激に悪化。その後も修復には至らず、ついにはこのような事件に発展したとみられている。男はほどなくして出頭し、「確かに自分が撃ちました」と認めて身柄を確保された。
■侮辱された恨みも大きく
男は警察に動機を聞かれ、「発端は確かに犬を巡るトラブルだったんです」と供述。しかし男は片方の脚が弱いのだといい、それを親戚男性とその妻にたびたびバカにされて「いじめを受けている」と感じていたようだ。
それもあってこのような事件を起こしてしまったというが、今は深く反省しており謝罪の言葉を述べているという。男の今後について、一部メディアは「15年から20年の懲役、もしくは死刑を言い渡される可能性がある」と伝えている。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)