出動先で幼い子供たちの窮状を知った保安官補 食料品届けた善意が話題に

曽祖母に育てられている男の子2人の窮状について知り、胸を痛めた保安官補。食料品を買って届けていたことが判明し、その優しさに注目が集まった。

食事・ごはん・子供

通報を受け向かった先で、お腹を空かせている子供たちがいることを知った保安官補。「助けてあげたい」と考え食料品を届けていたことを、『WBTV』などアメリカのメディアが伝えている。


関連記事:祖父の遺品整理中に孫が死亡しひ孫2人は負傷 迷惑すぎる「置き土産」に批判殺到

■通報を受けて出動

6月30日、アメリカ・コロラド州で保安官補として働くライアン・ウィーナーさんたちが、「家庭内でトラブルが発生している」という通報を受けて出動。ひ孫2人(10、8)を育てるヴィッキ・グリーンさん(71)のアパートに向かった。

ヴィッキさんはウィーナーさんたちに対し、「恋人と口論になり、エスカレートしました」「子供たちのためにホットドッグを2個残しておいたのに、彼が両方とも食べて子供たちにその様子を見せつけたんです」「そのせいで子供たちは腹を空かせたまま眠るはめになってしまいました」と話した。

これが原因でヴィッキさんは恋人ともめ、恋人が通報。ウィーナーさんたちは恋人ではなくヴィッキさんの話を信用し、恋人にアパートから立ち去るよう命じた。

関連記事:ジョギング中の男性が熊に襲われ死亡か 出没情報が相次ぐエリアで大惨事

■子供たちに同情

家庭内トラブルの解決に貢献し職務は果たしたものの、ウィーナーさんは腹を空かせた幼い子供たちのことが心配でたまらなかった。そこで「ちょっと店に行ってきますね」とヴィッキさんに伝え、同僚と一緒に近くの食料品店に直行した。

ウィーナーさんはそこで食料品を大量に購入し、袋に詰め込んで再びヴィッキさんのもとへ。美味しい食べ物を届けたうえでアパートを後にし、次の仕事に取りかかった。

関連記事:3歳児が銃を撃ち母親と指名手配犯が負傷 アメリカの銃問題がより深刻に

■「後悔しないため」とコメント

これに感激したヴィッキさんは当局に連絡し、ウィーナーさんが当日装着していたボディカメラの映像を公開してほしいと懇願。それに当局が応じたことから、ウィーナーさんの善意あふれる行動に多くのメディアが注目した。

メディアの取材に応じたウィーナーさんは、「自分にもできることがある。そう感じたんです」「『もっとできることがあったのに』と後悔するのが嫌でした」と振り返っている。

・合わせて読みたい→祖父の遺品整理中に孫が死亡しひ孫2人は負傷 迷惑すぎる「置き土産」に批判殺到

(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

日本のカッコいい公務員図鑑【Amazonでチェック】