「トー横キッズ」も社会問題に 家出経験者の割合を調べてみたら…
夏休みにしばしば報じられる中高生などの家出。経験者はどれくらいいるのだろうか。
■トー横キッズは社会問題に
繁華街といっても、昼間に買い物に来る、観光に訪れるのは何の問題もないが、とくに新宿歌舞伎町や渋谷などでは、家出した少年少女の補導がしばしば報じられる。長期間学校を離れる夏休みは、家出が起きやすいタイミングだ。
歌舞伎町のTOHOシネマズ横の広場にたむろする「トー横キッズ」なども社会問題化しているが、実際に家出を経験したことがある人はどれくらい存在するのだろうか。
■4人に1人が家出経験
Sirabee編集部が7月31日〜8月2日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「家出経験」について調査したところ、「何度も家出したことがある」と答えた人は、7.9%。「1回はある」と答えた人はさらに多く、17.3%だった。
74.8%と圧倒的多数は家出経験がないものの、4人に1人は家出を経験していることがわかる。
■男女差はなし
なお、今回の調査では、家出経験に男女差はほぼ見られず、男女ともおよそ4人に1人が家出を経験しているようだ。闇バイトなど、若い世代を狙った犯罪も拡がっている。
こうした魔の手に囚われることなく、若者たちが夏を乗り切れるよう祈りたい。
■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)