大谷翔平のタイトル行方 右肘靱帯損傷も「三冠王チャンス」高木豊氏が語る
大谷翔平は右肘の靱帯を損傷し、投手としては今季絶望。しかし、打者に専念すれば…。高木豊氏が語る。
元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が24日、自身の公式YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』を更新。右肘の靱帯を損傷したロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手について語った。
■ダブルヘッダー先発も緊急降板
大谷選手は23日(日本時間24日)、シンシナティ・レッズ戦とのダブルヘッダー第1戦に「2番・投手」で出場。
初回に44号2ランを放つも、2回1死1塁から5球目を投げたところでベンチを見て首を振り、グローブを外して投球を中断。そのまま緊急降板となり、次の打席では代打が送られた。
第2戦は「2番・DH」で出場し5打数1安打を記録。試合後、エンゼルスGMのペリー・ミナシアン氏が会見を行ない、降板の理由が右肘の内側側副靱帯の断裂だったことを明かし「手術の必要があるかは分からないが、今季はもう登板しない」と述べていた。
■バッティングに専念すると…
「投手・大谷」は今季絶望だが、打者として第2戦も出場したということで、今後も打席に立つのではと高木氏は予想した。
そうなると練習もバッティングに専念できる。現在、打率はリーグ3位でトップとは差があるが「まだまだ諦める数字ではないし。3割1分8厘ぐらいに上がっていくと、バッティングに専念した場合、可能性は全くなくはない」と語る。
■3番に座れば打点王も
打点も同じく3位で、1位とは4打点差。
「これは何としてもひっくり返して獲ってほしい。バッティングで専念した場合を考えると、十分可能性もある。打順が2番だと、下位から1番に回ってきて大谷ですから。1、2番に出塁率の良いバッターを置いて、3番に座るようなことがあると打点も十分チャンスがある」と述べた。
そして、本塁打数はリーグ1位で独走のため「バッティングに専念した場合は三冠王のチャンスが生まれてくるんじゃないか」と期待しつつ「けがの箇所をに大切にしながら打席に立ってもらいたいですし。まだ将来があるんで、ダメだというときは無理をしないようにしてもらいたい」と気遣っていた。