宇多田ヒカル、亡き母の教えで“歌唱禁止”だった歌とは 「『逆だから』って」
『まつもtoなかい』で宇多田ヒカルが、亡き母・藤圭子さんとのエピソードやカラオケで歌唱する曲を明かす。
歌手・宇多田ヒカルが20日放送の『まつもtoなかい』(フジテレビ系)に出演。母で2013年に亡くなった歌手の藤圭子さんとのエピソードを披露した。
■ハスキーボイスで魅了
藤さんは1960年代末から70年代初頭にかけて、情感たっぷりの楽曲を凄みのあるハスキーボイスで歌い、愛らしい美貌とのギャップもあって一世を風靡。『女のブルース』『圭子の夢は夜ひらく』などの曲がヒットした。
79年に一時引退して渡米し、81年に復帰。83年に宇多田を出産後、日本と米国を行き来していたが、2013年8月、東京都内で死去した。
■カバーアルバムのリクエストに…
藤さんの話題になると、MCのダウンタウン・松本人志は「お母さんのアルバム買ったのよ。めちゃくちゃかっこいいの」と明かした上で「お母さんのカバーアルバム出して欲しい」と訴えた。
しかし、宇多田は「私は歌えないです、演歌は」と即答。その理由について「母親に『演歌歌っちゃダメ』って言われてましたし」と語る。
■「こぶしが逆だから」
「『こぶしが逆だから』って。ビブラートと演歌のこぶしが。声を震わせる部分があるじゃないですか。それを絵に描いたら逆。『いろいろ歌い方が違うから』って」と幼少期に藤さんから教わったという。
松本からは再度、カバーアルバムのリクエストがあったが、「それよりかっこよく歌えないと思います」と首を縦に振らなかった。
■カラオケで歌唱する曲
ただ、カラオケでは亡き母の楽曲を歌唱する宇多田。
「『面影平野』って曲が好きで、あれ歌うのが好きで。あれはカラオケ行ったら歌っちゃいます」と明かすと、松本から「(カラオケ)行く?」と誘われ、爆笑していた。
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(文/Sirabee 編集部・荒井どんぐり)