大家族が引っ越し先で住民らの優しさに触れ感動 向かいの高齢男性とは家族同然に
大家族の存在に文句を言うどころか温かく見守り、サポートしてくれる近隣住民。優しさに胸を打たれた一家は、「新しいファミリーができた」と喜んだ。
多くの子供がいるため「引っ越し先で近所の人たちに迷惑をかけてしまうかもしれない」「嫌われるのではないか」とヒヤヒヤしていた夫婦。しかし「温かく受け入れられた」という経験談を、『InspireMore.com』など海外のメディアが紹介している。
■大家族が抱えていた不安
アメリカ・ロードアイランド州で暮らすカラベロさん一家が、同州ポータケットにある家を購入し引っ越すことに。しかしシャーレインさんと夫ウィルソンさんは、大きな不安を抱えていた。
夫妻は多くの子供がいる7人家族で、子供たちは元気よく遊ぶため、近所の人たちに嫌な顔をされるのではないかと心配していたのだ。
■優しい近隣住民に恵まれる
ところが引っ越しが終わり新生活を始めたカラベロさん一家は、周囲の意外な反応に驚き胸を打たれた。近所で暮らす人たちは思いのほか優しく、大家族を温かく迎え入れてくれたのだ。
中でも向かいの家で暮らすポール・キャラハンさん(82)は親切で、家のあちこちを修理する必要にせまられ困っていた一家に手を差し伸べてくれた。
優しいポールさんを子供たちは祖父のように慕い、姿を見ると駆け寄ってじゃれつくように。そんな交流を続けるうち、家族はある悲しい事実を知った。ポールさんは最近妻に先立たれたばかりで、独り暮らしをしていたのだ。
■家族同然の仲に
それを知ってからというもの、カラベロさん一家はポールさんと定期的に会って交流するように。そうするうちにポールさんとの絆は強くなり、家族の一員のように思うようになった。
今ではほぼ毎日会い、家族の集まりや祝い事にも招いているとのこと。子供たちの世話を楽しみいろいろな話で沸かせてくれるポールさんは、一家にとって大事な存在になった。
■出会いに感謝
ポールさんにとっても、カラベロさん一家との出会いは嬉しくありがたいものだったようだ。メディアの取材に応じ、「人に声をかける機会は意外に多いものです」「声をかけなければ、新たな友人に出会う貴重なチャンスを逃してしまうかもしれません」と述べた。
また「人に親切にしても損はありません」「優しくすれば、良いことが返ってくるんです」とも話し、かわいい“孫”たちを眺めて目を細めた。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)