海外派遣中の父親に宝物のぬいぐるみを送った5歳児 無事を祈る親子愛に世界が感動
イラクで海外派遣中のパパに、大切にしていたぬいぐるみをお守りとして送った少年。込められた願いや一家の絆に、涙する人が続出のようだ。
世界ではこの瞬間にも戦争や内紛が起きており、命がけで現地に飛び、人々の救済や支援活動にあたる人たちがいる。そして、そんな人たちの無事を願い、帰国を待ち続ける家族の存在も…。
今、ある少年と父親の動画に「泣ける」と注目が集まっていることを、アメリカの『NEW YORK POST』やイギリスの『Daily Mail』が報じた。
■大好きなパパがイラクへ
アメリカ・オハイオ州に住むテイラーさん(32)という女性がこのたび、「the.holmestead」のアカウント名でTikTokに1本の動画を投稿した。
恐竜のぬいぐるみを大事そうに抱えているのは、5歳の息子ウェイロンくん。父親のデヴィッドさん(33)は米軍兵で、イラクに派遣されて1年近くになる。
あるときウェイロンくんは「パパ、無事に帰って来てね」と手紙を添え、その人形をデヴィッドさんに送ったそうだ。
■「パパを守って、無事に帰らせて」
そのぬいぐるみは、生まれた時からウェイロンくんのお気に入りで、毎晩一緒に寝る「お守り」でもあった。イラクに向けて送られると、2週間後にデヴィッドさんの元に届いたという。
それからというもの、デヴィッドさんはぬいぐみと一緒に眠り、リュックに入れて車にも乗せ、他の隊員たちとの集合写真にも収めるように。息子の気持ちを感じとり、肌身離さず持ち歩いたという。
■息子が寂しくないように…
そんな写真が送られてくるたびに、ウェイロンくんは喜び安堵していたそうで、テイラーさんも「懐かしい自宅の匂いがして、夫も嬉しかったと思う」と話している。
ウェイロンくんは以前、デヴィッドさんと釣りやアウトドアによく出かけており、テイラーさんは「夫がいなくなって息子は寂しそうでした」と明かす。
そのため、生活の端々でウェイロンくんが楽しめるような工夫を心がけ、ハロウィーンやクリスマスなどはデヴィッドさんもビデオ通話で参加したそうだ。
■SNSで大きな反響
そんななかデヴィッドさんはついに任務を終え、帰還することが決まった。空港には家族全員で迎えに行き、無事の再会を喜んだという。
テイラーさんは「安全に帰ってきてくれて、本当に本当に嬉しい」と、遠く離れた地で奮闘し続けた夫を労った。
SNSには「泣ける」「デヴィッドさん、お疲れ様でした。ありがとう」「素晴らしいパパだね!」といったコメントが並び、大きな反響を呼んでいる。
■親子愛が「泣ける」と話題の動画
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)
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