冷蔵庫の電気代節約、「ある部分」を変えるだけで効果抜群 今日から実践したい…
夏場、出番の多い冷蔵庫。シャープに聞いた「節電術」が目からウロコだった。
6月1日から日本全国で電気料金が値上げした。請求書を見てげんなりした人も多いはず。この夏、節電が重要となる。
夏場の節電と聞くと、エアコンが思い浮かぶが、もう一つ忘れてはならない家電があって…。
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■夏場は出番が多い冷蔵庫
エアコンに続いて電気使用量が多いのが、冷蔵庫だ。24時間365日稼働しているが、特に夏は出番が多い。
喉が渇いて冷たい飲み物を出し入れしたり、冷凍庫からアイスを取り出す。子供がいる家庭では、学校が夏休みとあって普段より冷蔵庫を使用する機会が増えることだろう。
エアコンの場合、外出時は消したり、涼しい日は使用を控えるなど、比較的対策を取りやすい。だが、年中稼働する冷蔵庫は、節電しようと思っても何をすればいいか分からないのが本音だ。
■冷蔵庫の詰め込みに注意
冷蔵庫の節電方法を知るため、「プラズマクラスター冷蔵庫」でお馴染みのシャープに取材した。同社の広報担当者は、冷蔵庫を置く際に気を付けてほしいことがあると話す。
「できるだけ壁とのすき間をあけて設置してください。周囲にすき間がないと、放熱の効率が悪くなり余分な電力を消費します」(広報担当者)。
設置場所に必要な隙間は機種により異なるので、取り扱い説明書を参考にしてほしい。
夏場は、つい冷蔵庫に物を詰め込んでしまいがち。ただ、広報担当者は「食品をつめ込みすぎると、庫内が均一に冷えなくなり、冷却力も低下し、余分な電気を消費します」と、注意を促す。
■冷蔵庫の「ある部分」に要注意
詰め込みを控えることに加えて、冷蔵庫内の「ある部分」も気にかけたほうがいいという。広報担当者からは、「冷気の吹出口をふさがないよいにしてください。冷気の循環を妨げ、冷蔵庫内が冷えにくくなります」というコメントが寄せられているのだ。
記者も詰め込み防止は意識していたが、吹出口までは考えていなかった…。こちらも機種によって異なるので、説明書等見つつ確認してほしいが、ほんのひと手間で節電に効果抜群であることが分かる。
夏場は、冷凍庫にアイスや冷凍食品を大量に入れがちだが、冷蔵庫のように控えたほうがいいのか。
こちらの疑問をぶつけたところ、広報担当者からは「冷凍室は隙間なく詰めること( 7割以上が目安)で、食品同士が冷やしあい保冷剤のような役割になるため、温度が安定しやすくなります。また、冷凍室内を整理することで、食品を探しやすくなるので開けている時間が短くなり省エネです」という回答が。
冷凍庫に入った物の配置を工夫するだけでも効果がありそうだ。
■シャープおすすめの冷蔵庫
冷蔵庫の節約術は理解できた。せっかくなので、「節電」の観点からシャープイチ推しの商品がないかも聞いてみた。
広報担当者によると、奥行き薄型デザインが特徴的な「SJ-GK50K」がおすすめだという。
「ドアの開閉が増える食事の準備中や冷蔵庫を使用しない外出中など、冷蔵庫の使用状況を自動で判断し、生活パターンに合わせて省エネ運転する『節電25モード』を搭載しています。また、ドアのあわせ面にホタテ貝の凹凸形状を採用し、あわせ面の空気抵抗が上がって密閉度がアップするネイチャーテクノロジーを備えています。熱を持った外気が庫内に入りにくく、冷気が庫外に出ていくのを抑え、消費電力を削減できます」(広報担当者)。
さらに、無線 LAN 接続すると、季節や使い方に合わせて、節電方法や掃除方法などを冷蔵庫からアドバイスする使い方ナビ機能もあるという。
まだまだ暑い日が続き、冷蔵庫の出番は多い。今回紹介した「節約術」、ぜひ実践してほしい。
■執筆者プロフィール
斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。
某週刊誌の芸能記者を経て現職に。ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に取材。飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。
仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。今期の推しは、『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)と『ばらかもん』(同系)。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)