米プロサッカー界に弱冠13歳のFW誕生 「才能あり努力も忘れない」と関係者が太鼓判
カリフォルニア州在住のダヴィアン・キンブロー選手が、満13歳と5ヶ月13日でサッカーチームとプロ契約を果たした。
アメリカとカナダのクラブチームによるプロサッカーリーグのUSLチャンピオンシップ(USLC)が、大変興味深いニュースを発表した。
あるチームが、弱冠13歳の少年とプロ契約を結んだといい、アメリカのスポーツ系メディアはもちろん、『PEOPLE』なども大きく報じている。
■13歳でサッカーのプロ契約
話題のサッカー選手は、ダヴィアン・キンブローくん(13)。2012年にカリフォルニア州サクラメントで設立された「サクラメント・リパブリックFC」と、8月8日にプロ契約を果たしたという。
同クラブのホームスタジアムは、ダウンタウンからもすぐのハート・ヘルス・パーク(Heart Health Park)。ダヴィアンくんはユースで複数のチームを経験し、2021年からサクラメントのアカデミーに入団していたという。
■年長の選手たちを圧倒
ダヴィアンくんのポジションはフォワード。U-14、U-15の大会においても50試合で34得点という大活躍を見せ、年長の選手たちを圧倒してきた。
そんななか、昨年10月には2008年と2009年生まれの選抜選手のためのキャンプに、2010年生まれにもかかわらず招かれて参加し、その才能にさらなる注目が集まった。
満13歳と5ヶ月13日でのプロ契約は、アメリカのサッカー界でもかつてない快挙だという。
■「彼は大変な努力家」
サクラメント・リパブリックFCのゼネラルマネージャーであるトッド・デュニバント氏は、ダヴィアンくんのことを「類まれな才能に恵まれただけではない」と話し、高く評価している。
年長の選手を相手にしてきた闘志と経験を大切に、一流のプロ選手を夢見て日々懸命に練習し、上達のための努力を忘れない姿がとにかく素晴らしいそうだ。
■いずれは欧州で活躍か
ダヴィアンくんは今年6月、ニューヨーク・レッドブルズ・アカデミーのゲスト選手として、ベルギーで開催された「U-13バスベルデカップ」に出場し、際立つプレーで大会MVPに選ばれた。将来は欧州で活躍することが夢だという。
現在の身長は5フィート11インチ(180.3センチ)あるものの、13歳の体はまだ成長の過程にある。トレーニングメニューはUSLの規定に従い、スポーツ医学の専門家が調整することになるそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)