父親を亡くし”死”に恐怖心募らす40代未婚女性 「人生を精一杯生きて」と助言も
死への不安が「あまりにも大きくつらい」という40代女性。家族や自分、恋人の病気や老いも、不安を大きくする要因になっているようだ。
大好きだった父親が亡くなり、ずっと立ち直れずにいる母親を見ながら、「私も一人っ子…いつかは天涯孤独になるかもしれない」「死が怖い」と不安を抱えながら生きている女性。その投稿が話題を集めた。
■突然だった父親との別れ
海外で暮らす女性(45)は、3年前には父親がいきなり亡くなり、それからというものずっと死への恐怖を抱えたまま生きてきた。
70歳の母親も、父親の死後に体調を崩して心臓発作に見舞われた。最悪の事態は免れたが、ずいぶん弱気になっている。今も悲しみは癒えないままで、「お父さんと一緒にいたい」「望みはただそれだけ」などと言うばかりだ。
■募る恐怖心
しかし弱気になっているのは、母親だけではない。一人娘である女性も父親の死後に体調を崩し、「もしかして、がんなのかも…」と不安に思った時期があった。
また恋人は15歳年上で、すでに60代。子供はいないため、もし母親と恋人がいなくなれば孤独になってしまう。しかも女性は一人っ子で、頼ることができる兄弟・姉妹はいない。
女性はなかなか前向きになれず、「この先どうなってしまうのか」「家族や恋人、自分の死が怖い」という気持ちを感じながら毎日生きているという。
■「人生を楽しむべき」と助言
そんな女性が、つらい気持ちをまとめてイギリスのメディア『The Sun』の悩み相談コーナーに投稿。回答者は「死は誰もが直面する最大の不安です」「だからといって、人生を精一杯生きるのをやめるべきではありません」と助言した。
また「気持ちを落ち着けるべく瞑想法を学んでみてください」ともアドバイスし、かかりつけ医に相談するのも良い案だと伝えている。
■「終活の準備中」2割程度
Sirabee編集部が全国の65歳以上の男女129名を対象に調査したところ、全体の20.2%が「エンディングノートや終活の準備をしている」と回答した。
死については「怖い」と感じる人も多い一方で、早い段階からある程度は意識し、終活などの準備を始めておく人も多いようだ。
誰もが苦しい最期を迎えるとは限らない。自分や家族の最期を心配して暗い気持ちで過ごすより、命を大事にして人生を精一杯楽しむほうが、有意義な時間を過ごせるのではないか。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)
対象:全国65歳以上の男女129名 (有効回答数)