「トマト2個」を料理に使った夫に怒り妻が家出? 警察を巻き込む事件に発展
たった2個のトマトで夫婦喧嘩が勃発し、妻が娘とともに家出。悲しむ夫は警察に捜索願を出した。
インド人男性がトマト2個を料理で使用すると、それに激怒した妻が娘とともに家出するというトラブルが起きた。現地メディアである『NDTV』が報道している。
■夫婦喧嘩が警察沙汰に
インドのマディヤ・プラデーシュ州に住み、ティフィン・サービス(弁当屋)を経営しているサンディープ・バーマンさんが、妻のアールティさんと大喧嘩をした。
その原因は、サンディープさんがアールティさんに相談せず、トマト2個を使って料理をしたこと。腹を立てたアールティさんは、娘を連れて家を出てしまった。
■ようやく妻を発見
サンディープさんは、アールティさんと娘がバスに乗ったことを知って、3日間にわたって捜したという。それでも見つからなかったため、警察に写真も渡して捜索願を出したが、警察も2人を見つけることができなかった。
すると、駅舎職員であるサンジェイ・ジャイシュワルさんの協力により、アールティさんは家を出た後、妹の家に直接行ったことが分かった。それから警察が介入して夫婦で話をさせ、アールティさんと娘はすぐに戻る予定だという。
■たかがトマト、されどトマト
大喧嘩の原因が「たった2個のトマト」と聞くと不思議に思う人も多いだろうが、インドのいくつかの地域では、大雨によりトマトの価格が高騰した。
通常のこの時期のトマトは1キロあたり約50ルピー(約85円)だが、一部の地域では300ルピー(約500円)に達しており、インドの物価と従来の価格から比較すると割高すぎるのだ。
ましてインド料理には欠かせない食材のため、各家庭の他、トマトに大きく依存しているレストランや食品製造業者を含む人々の財政に、大きな負担となっている。
そこで政府は価格を下げるため、首都圏を中心に小売市場でトマトの割引販売を開始する予定だ。消費者問題を担当するロヒット・クマール・シン長官は、 パトナ、バラナシ、カーンプール、コルカタなどの都市でも価格を下げると語った。
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(取材・文/Sirabee 編集部・NaganoYae)
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