「ひと夏の恋」は実在するのか 4人に1人が学生時代に、一部は大人になってからも…
気持ちが開放的になる夏に付き合うが、秋になると冷めてしまう「ひと夏の恋」。よく言われるが本当にあるのだろうか。
■よく描かれる「ひと夏の恋」
一方で、「ひと夏の恋」という言葉は、夏休みの間だけの刹那的な恋愛という意味も。小説やマンガ、歌などのテーマにもなりやすいテーマだ。
もともと夏の間だけの「遊び相手」を探す人もいるかもしれないが、できたら長く付き合おうと思っていたのにひと夏で終わってしまった人もいるだろう。
わざと狙ってか結果的にかはいずれももあるとして、ひと夏の恋経験者は、どれくらい存在するのだろうか。
■3割が経験
Sirabee編集部が、7月31日〜8月2日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「ひと夏の恋」経験について調査したところ、「若い頃は経験ある」と答えた人が23.1%。「成人してからも経験ある」が8.8%だった。
「若い頃」と答えた人が多いのは、学生時代など1ヶ月以上夏休みが続く中で、恋愛がスタートしたものの秋まで続かなかった…というケースが多いためだろう。また、およそ7割の人は、ひと夏の恋は経験していないようだ。
■40代以下では成人後も
今回の調査結果で、男女差はあまり見られなかったが、世代によってはややバラつきも。
若い頃にひと夏の恋を経験している経験率はどの世代も2割台で大きな差はないが、50代以降は「大人になってからは経験なし」と答えているのに対して、40代以下では1割前後が成人してからもひと夏の恋をしている模様。
マッチングアプリの普及などもあり、若い世代には短いスパンの出会いや恋愛が拡がりつつある可能性もある。
■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)