東京の猛暑日は過去最多を記録 「すでに夏バテしている人」の割合を調べてみたら…
立秋を過ぎ、暦の上ではもう「秋」のはずが厳しい猛暑が続く日本列島。夏バテしている人も多く…。
昨日8日は、「立秋」。旧暦とはいえ暦の上では秋ということになるが、東京は昨日も猛暑日を記録。今年の猛暑日は昨年を上回り、過去最高の17日となった。
まだお盆前、8月も上旬だが、早くも夏バテしている人も少なくないのではないだろうか。
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■5割がすでに夏バテ
Sirabee編集部が、7月31日〜8月2日にかけて、全国10〜60代男女1,000名を対象に「夏バテ」について調査したところ、調査の段階で「すでに夏バテしている」と答えた人は、全体の53.2%。
過半数がすでに消耗していることになり、今年の猛暑の厳しさがうかがえる。
■女性のほうが消耗
今回の調査を男女別で検証すると、男女で大きな差が見られた。すでに夏バテしている人の割合は、全ての世代で女性が男性を大きく上回り、60代女性では68.0%に及んでいる。
筋肉量や体力の差があるためや、女性のほうが冷房が苦手な人が多いため、暑さだけでなく屋内外の温度差で消耗している可能性もある。
■九州・沖縄は最少
なお、夏バテ率は地域によってもバラつきが見られ、最も割合が高かったのは北信越で61.4%。涼しく思える北海道・東北も55.7%とやや多い。最も少なかったのは九州・沖縄で42.9 %だった。
年々暑くなりつつあるように感じられる日本の夏だが、これまで暑さに慣れていなかった地域の人のほうが、夏に消耗しやすいのかもしれない。
■執筆者紹介
タカハシマコト:ニュースサイトSirabee編集主幹/クリエイティブディレクター
1975年東京生まれ。1997年一橋大学社会学部を卒業。2014年NEWSYを設立し、代表取締役に就任。東京コピーライターズクラブ(TCC)会員。カンヌライオンズシルバー、TCC審査委員長賞、ACCシルバーなどの広告賞を受賞。
著書に、『ツッコミュニケーション』(アスキー新書)『その日本語、お粗末ですよ』(宝島社)
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(文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)
対象:全国10代~60代男女1,000名(有効回答数)