「ペットボトルと間違えやすい容器」をゴミ清掃員が公開 「PET」表示の正体、じつは…
マシンガンズの滝沢秀一が“ペットボトルとよく間違えられるもの”について呼びかけ。思い込みによる分別をしている人は案外多いのでは…?
ゴミ清掃員としても勤務するお笑いコンビ「マシンガンズ」の滝沢秀一が7日、自身の公式ツイッター(現・X)を更新。ペットボトルと間違えやすい容器を紹介、注意を呼びかけた。
【画像】思い当たるかも…?じつはペットボトルではない“ボトル”
■油、洗剤、漂白剤などのボトルは…
以前、「ペットボトルはペットボトルだけを出して」と呼びかけていた滝沢。この日は「コレらはペットボトルとよく間違えられるものです」と1枚の写真を投稿。そこには油、洗剤、漂白剤などのボトルや食品保存容器などが写っている。
これについて滝沢は「油の容器や漂白剤、シャンプーの容器がよくペットボトルの日に出されています。パンフレットをよく見て出してくれるとうれしいです!」と改めて正しい分別を喚起した。
■ペットボトルと思い込み…
油や洗剤、漂白剤など触った感じの材質などからペットボトルと同じと捉えて出してしまっている人も多いのではないだろうか。
しかし、じつは写真のようなボトルは全てペットボトルではなく、多くはプラスチックゴミもしくは可燃ゴミに分別。ペットボトルの原料であるポリエチレンテレフタレートは大きな括りでいうと“プラスチック”ではあるのだが、ペットボトルとプラスチック製容器包装はそれぞれ違うものに再生される。
この投稿に「もうホント、なんでみんなよく調べもせずに捨てられるんだろ…」と呆れる声もみられたが、「じつは一度だけ、マウスウォッシュの容器もペットボトルと思い込んだコトがあって…」との声もあり、やはり思い込みによる誤分別はあるようだ。
■惑わされやすい「PET」表示に注意
一方で「洗剤? のボトルには、PETと表記があります…色付きなのですが材料表示なのでPETにしますが、どうなんでしょう?」といった声も…。
そこで自宅にあったボトル類を確認してみると、確かに食器用洗剤の「プラ」という識別表示の横に小さく「ボトル:PET」という表示があった。
調べてみるとじつはリサイクル分別において重要なのは材質表示ではなく、“プラ”という文字を矢印で囲んだプラマークや、三角形に循環する矢印のPETマークなどの「識別表示」のよう。つまり“プラ”の識別表示の横に“PET”という材質表示がある場合、それはペットボトルではなくプラゴミ(汚れや匂いの付着がある場合は可燃など、例外あり)ということだ。
リサイクルの意識が高く、小さな文字まで注目したばかりに分別を誤ってしまったというケースも少なくないかもしれない。