JR駅で遭遇した謎の張り紙、あまりに神対応すぎる… 粋な「3文字」に称賛の嵐
JR幕張駅の構内に、奇妙な張り紙を発見。なんとも粋な正体が「素晴らしすぎる」と話題になっているのだ。
シンプルな漢字構成でも、一筋縄ではいかないケースが多いのが地名や駅名。初めて訪れた土地で「果たしてこの地名は何と読むのだろう…?」と、首を傾げた経験はないだろうか。
ツイッター(現・X)上では、JR駅構内に出現した「謎の駅名」に対し、称賛の声が寄せられているようで…。
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■見覚えない「3文字」の駅名だが…
今回まず注目したいのは、とあるツイッターユーザーが投稿した1件のツイート。
「いや、このセンスもう座布団3枚でしょ」と綴られた投稿には、駅公開にて撮影された写真が添えられており、壁に設置された「段ボール」と駅名の看板風「張り紙」が確認できる。
一体この段ボールは何のために…? と思わず身構えてしまったが、張り紙の駅名を見ると、即座に納得。そこには、イラスト付きで「燕参上」なる架空の駅名が記されていたのだった。なお、両隣の駅名は「ひな」と「巣立ち」である。
■「座布団10枚あげても良い」
なんとも粋な張り紙と、駅の取り組みの様子は多くの人々に感動を与えた模様。前出のツイートは投稿から数日で2万件以上のRTを記録し、他のツイッターユーザーからは「センスが素晴らしいですね」「座布団10枚あげても良いと思う」「看板ポスターのセンス含めて好き」など、称賛の声が多数寄せられている。
新潟県三条市には、こちらの駅名とよく似た「燕三条」という駅が存在するが、ツイートには「幕張駅」というハッシュタグが添えられていた。そこで今回は、「東日本旅客鉄道株式会社」(JR東日本)の千葉支社に、詳しい話を聞いてみることに…。
■JR東日本の「神対応」が素晴らしすぎる…
取材を快諾してくれたJR東日本によると、話題の取り組みは6月初旬より、幕張駅改札外のNewDays脇にて実施されたものと判明。
ことの経緯をめぐり、担当者は「幕張駅には毎年のようにつばめが飛来し、今年も駅構内には10個程度の巣がありました。毎年、巣からの糞の落下や、つばめの低空飛行や旋回でお客さまにご迷惑をおかけしています」「今年はそうしたケースが特に多く感じられ、駅構内の清掃をしている際に駅係員の会話の中で当社の『燕三条駅』があがり、『三条』と『参上』を掛け合わせる構想が生まれ、注意喚起もかねてお客さまに少しでも寛容して頂ければと思い、ユーモア的な要素も含めて作成しました」と、詳細に説明している。
なお、「燕参上」の張り紙を掲出したのは今年が初めてだが、巣の下に段ボールを設置する取り組み自体は毎年行なっているそう。
いわゆる「渡り鳥」であるつばめは春先に日本に訪れ、夏の終わりと共に去っていく。JR東日本・千葉支社からは「毎年つばめの飛来により、ご迷惑をおかけしております。鳥などが苦手な方や、糞の落下を恐れている方もいらっしゃるとは存じておりますが、駅としてできる対策を随時行なって参りますので、温かく見守って頂ければ幸いです」と、なんとも粋なコメントが寄せられている。
つばめ達が無事に海を越えられることを、願うばかりだ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)