7歳男児が学校でソーセージを喉に詰まらせ窒息 延命治療も中止へ
意外に危険だとされるソーセージ。喉に詰まらせた男の子はヘリで病院に搬送されたが、親は悲しい決断を下すしかなかった。
学校で軽食を楽しんでいた男児が、いきなり卒倒。瀕死の状態になるまでの経緯とその後について、『The Mirror』など海外メディアが伝えている。
■苦しみ始めた男児
7月19日、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のデックラン・ヘイワードくん(7)はいつも通り登校。軽食を食べる時間まで変わった様子もなく、友達と遊び笑うなど機嫌はとても良かった。
しかしある瞬間、デックランくんは食べていたソーセージを喉に詰まらせて卒倒した。
■救おうとしたが心停止に
デックランくんが倒れたことに気づいた学校職員は、ただちに通報。急行した救急隊員らもデックランくんを救おうと手を尽くしたが、脳が低酸素状態のまま20分が経過し心停止に陥った。
その後デックランくんはヘリコプターでシドニーの病院に搬送されたが脳へのダメージが大きく、生命維持装置をつけられた。
■延命は中止することに
窒息から数日後、両親は延命治療の中止を決定。「天使と旅立たせることにしました」と発表した。現地当局は、ショックを受けている児童らの立ち直りをサポートするためカウンセラーを手配すると公表。
学校もこの悲劇について事実であると認め、「職員はただちにデックランくんを助けようと試み、近くにいた児童らを移動させるなど配慮しました」と明かしている。
■寄付を募る関係者も
デックランくんのおばは、インターネットで寄付を募るキャンペーンを開始。デックランくんについて「明るくおもしろい子供でした」「これからも多くの人が甥を覚えていてくれるでしょう」と書いている。
なおアメリカでは、年間140人もの子供たちが窒息死するという報告もある。
筒状のソーセージについては喉にすっぽり詰まりやすく、しかも取り除きにくいことから窒息につながることがある。ホットドッグにして子供に食べさせるときも、事前に薄く切る、また「しっかり噛んで食べようね」と指導するなどして事故を防いで頂きたい。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)